広義積分 ∫[0,∞] sinx/x dx の収束判定と解析

大学数学

今回は広義積分 ∫[0,∞] sinx/x dx の収束判定について解説します。被積分関数 f(x) = sinx/x は x → 0 で 1 に近づき、x → ∞ で 0 に近づく性質があります。

1. 原点付近の挙動

x → 0 のとき sinx ≈ x なので、f(x) ≈ 1 です。したがって、原点付近では積分 ∫[0,1] sinx/x dx が有限値を持ち、収束します。

2. 無限大での挙動

x → ∞ のとき f(x) は 0 に近づきますが、単純に 0 になるだけでは収束とは限りません。ここでは交代級数的性質を利用します。

積分 ∫ sinx/x dx は「交代級数的な振動減衰」を伴い、部分積分法により評価できます。部分積分を行うと、∫ sinx/x dx = -cosx/x + ∫ cosx/x^2 dx となり、右辺の各項が有限値に収束することが分かります。

3. 結論

∫[0,∞] sinx/x dx は有限値に収束します。この積分はよく知られる「ディリクレ積分」であり、収束することが古典的に証明されています。

4. まとめ

広義積分 ∫[0,∞] sinx/x dx は原点付近でも無限大でも適切に振る舞い、部分積分などを用いることで収束性が確認できます。従って、この積分は発散せず、有限値に収束することが分かります。

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