数学は暗記か思考か?脳科学から考える勉強法と効果的な練習法

大学数学

数学は暗記科目か、それとも考える科目か――これは受験生にとって永遠の議論です。福井一成氏の『東大医学部卒の医師による特別講義 ≪大学入試≫数学の脳科学的に正しい勉強法』では、脳科学的観点からこの問題にアプローチしています。

脳科学が示す数学の学習

福井氏の研究によると、数学の問題を解く際、高偏差値生徒は海馬(記憶を司る部位)が活性化しており、前頭葉(思考力を司る部位)はそれほど活動していません。さらに海馬の体積が大きい生徒ほど数学の偏差値が高いことが分かっています。

暗記とパターン認識の重要性

著者自身も数学の問題を大問で3000問、小問で10000問暗記しており、初見の問題でもパターンを思い出すことで解答できると示しています。これにより、数学は一定の範囲では暗記科目として機能することが理解できます。

考える力とのバランス

しかし、すべて暗記だけでは限界があります。応用問題や未知のパターンに直面した場合、論理的思考や柔軟な発想が必要です。つまり、数学は暗記と考える力の両方をバランスよく鍛えることが最も効果的です。

実践的な勉強法

  • 基本パターンや公式は暗記する
  • 同じタイプの問題を何度も解きパターンを体に覚えさせる
  • 応用問題では思考力を意識して、自分なりの解法を考える

まとめ

結論として、数学は暗記科目でもあり考える科目でもあります。脳科学的には記憶の活性化が重要ですが、応用力や未知問題への対応には思考力が不可欠です。受験数学では、暗記で基礎を固め、考える力で応用に挑む二段構えの勉強法が推奨されます。

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