連立方程式の文章問題を解く方法|みかんの配り方から式を作る考え方を解説

中学数学

中学数学でよく出題される「みかんを何人かに配る」「人数や個数を求める」といった文章問題は、条件を整理して方程式を作ることがポイントです。文章をそのまま読んでいると難しく感じますが、何を文字で表すかを決めれば、解き方はシンプルになります。

この記事では、みかんを配る問題を例にして、未知の数をどのように決め、どんな方程式を作ればよいのかを分かりやすく解説します。

文章問題では最初に何を文字で表すか決める

方程式の文章問題では、まず「何を求めたいのか」を確認します。

今回のような問題では、みかんの総数を求めたいので、みかんの数をx個と置くことができます。

ただし、この問題では「何人の子供に配るか」も分かっていません。そのため、みかんの数だけをxとすると人数との関係が作れません。

このような場合は、求めたい数だけではなく、関係を作るために必要な数も文字で表します。

みかんの問題で使う文字の決め方

子供の人数をx人、みかんの総数をy個とします。

すると、条件を式に変えることができます。

「1人に3個ずつ配ると10個足りない」という条件を考えます。

x人に3個ずつ配るためには、必要なみかんの数は3x個です。しかし、実際には10個足りないので、持っているみかんの数は3xより10個少なくなります。

したがって、1つ目の関係はy=3x−10となります。

もう一つの条件を方程式にする

次に「1人に2個ずつ配ると6個余る」という条件を考えます。

x人に2個ずつ配る場合、必要なみかんの数は2x個です。しかし、今回は6個余るので、持っているみかんの数は必要な数より6個多くなります。

そのため、2つ目の関係はy=2x+6となります。

つまり、この問題は次の2つの式で表せます。

条件 式
3個ずつ配ると10個不足 y=3x−10
2個ずつ配ると6個余る y=2x+6

この2つの式を組み合わせることで、連立方程式として解くことができます。

方程式を作るときのポイント

文章問題で最も間違いやすいのは、「足りない」と「余る」の表現です。

「足りない」は必要な数より少ないので−になります。

例えば、3個ずつ配るのに10個足りない場合は、3x個必要なのに10個不足しているため、持っている数は3x−10になります。

一方、「余る」は必要な数より多いので+になります。

2個ずつ配って6個余る場合は、2x個より6個多いので2x+6になります。

実際に解いて人数とみかんの数を求める

作った2つの式は、

y=3x−10
y=2x+6

です。

どちらもyを表しているため、右辺同士を等しくできます。

3x−10=2x+6

これを解くと、

x=16

となり、子供の人数は16人だと分かります。

みかんの数は、y=2x+6に代入すると、

y=2×16+6=38

となり、みかんは38個あります。

まとめ

みかんを配る文章問題では、文章をそのまま考えるのではなく、数量の関係を式に変換することが大切です。

今回の問題では、子供の人数をx人、みかんの数をy個とすることで、

「3個ずつ配ると10個不足」→ y=3x−10
「2個ずつ配ると6個余る」→ y=2x+6

という2つの式を作ることができます。

文章問題は「足りないなら引く」「余るなら足す」という考え方を身につけると、さまざまな問題に応用できるようになります。

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