英語の文章では、動詞の形だけを見ると意味上の主語が分かりにくいことがあります。特に「I saw a little girl scolded by her mother」のような文は、過去分詞や受動態の表現が含まれているため、どの部分が動作の主体なのか迷いやすい表現です。この記事では、この英文の構造を分解しながら、意味上の主語の見つけ方を分かりやすく解説します。
「I saw a little girl scolded by her mother」の基本的な意味
まず、この英文全体の意味を確認します。「I saw a little girl scolded by her mother」は、「私は、母親に叱られている小さな女の子を見た」という意味になります。
この文で重要なのは、「scolded by her mother」が「a little girl」を説明している部分だということです。「scolded」は過去分詞で、「叱られた」「叱られている」という受け身の意味を持っています。
つまり、女の子自身が誰かを叱ったのではなく、母親によって叱られる側になっています。
この英文の意味上の主語はどれなのか
この文の中で「scolded」の意味上の主語は「a little girl」です。なぜなら、叱られるという動作を受けている対象が女の子だからです。
英文の構造を分解すると、以下のようになります。
I saw a little girl scolded by her mother.
(私は、母親に叱られている小さな女の子を見た)
「by her mother」は「母親によって」という意味なので、母親は叱る動作をする人(動作主)です。一方、「a little girl」は叱られる人なので、過去分詞「scolded」の意味上の主語になります。
意味上の主語を見つける方法
過去分詞を含む英文で意味上の主語を探す場合は、まず「誰がその動作をされる側なのか」を考えると分かりやすくなります。
今回の場合、「scolded」は「叱られる」という受け身の意味です。そのため、「誰が叱られたのか」を考えると、「a little girl」が答えになります。
逆に、「by」の後ろにある「her mother」は動作を行う側です。受動態では「by+人」で動作主を表すことが多いため、意味上の主語とは区別する必要があります。
文の形から考える「知覚動詞+目的語+過去分詞」
「I saw a little girl scolded by her mother」は、知覚動詞「see(見る)」を使った文です。知覚動詞の後ろには、目的語と補語を置く形がよく使われます。
代表的な形は以下の通りです。
知覚動詞+目的語+動詞の原形
または
知覚動詞+目的語+現在分詞・過去分詞
例えば、「I saw him running.」なら「私は彼が走っているのを見た」となり、「him」がrunningの意味上の主語になります。
同じように、「I saw a little girl scolded by her mother.」では、「a little girl」がscoldedの意味上の主語です。
現在分詞と過去分詞の違いにも注意
意味上の主語を判断するときは、現在分詞なのか過去分詞なのかを確認することも大切です。
現在分詞(〜ing)は、その人や物が動作を行っていることを表します。例えば「I saw a girl crying.」では、「泣いている女の子を見た」という意味で、女の子自身が泣く動作をしています。
一方、過去分詞(〜ed)は、基本的に「〜される」という受け身の意味になります。「I saw a girl scolded by her mother.」では、女の子は叱る側ではなく、叱られる側です。
意味上の主語を判断するときのポイント
英文の意味上の主語を見つけるには、文法用語だけで考えるよりも、日本語の意味に直して「誰がその動作をしているのか、されているのか」を確認すると理解しやすくなります。
今回の例では、「女の子が母親を叱った」のではなく、「母親が女の子を叱った」という関係です。そのため、「scolded」の対象である女の子が意味上の主語になります。
英語では、見た目の位置だけで判断すると間違えやすいため、動詞の意味と動作の関係を見ることが重要です。
まとめ:「I saw a little girl scolded by her mother」の意味上の主語
「I saw a little girl scolded by her mother」の「scolded」の意味上の主語は「a little girl」です。
理由は、「scolded」が「叱られる」という受動の意味を持ち、女の子がその動作を受ける対象だからです。「by her mother」は叱る側を示しており、意味上の主語ではありません。
知覚動詞+目的語+分詞の形では、分詞が表す動作を誰が行うのか、または誰が受けるのかを考えることで、意味上の主語を正しく判断できます。


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