抵抗のカラーコードの読み方|銀・赤・茶・黒の抵抗値と測定できない原因を解説

工学

電子工作や修理をしていると、抵抗器の色帯から抵抗値を判断する必要があります。しかし、銀色の帯が含まれていたり、テスターで正常な抵抗値が測定できなかったりすると、本当に抵抗なのか迷うことがあります。この記事では、抵抗のカラーコードの基本的な読み方や、銀色の帯がある部品の判断方法、測定値が出ない原因について詳しく解説します。

抵抗器のカラーコードは読む向きが重要

一般的な抵抗器には、数本の色帯が印刷されており、その色によって抵抗値や許容差を表しています。読み始める方向を間違えると、まったく違う抵抗値になってしまいます。

4本帯や5本帯の抵抗では、通常は端にある許容差を示す帯から離れた側を最初に読みます。許容差の色としてよく使われるのは金色や銀色です。

例えば4本帯の場合は、最初の2色が数字、3色目が倍率、4色目が許容差になります。黒は0、茶は1、赤は2、銀は倍率0.01や許容差として使われるなど、位置によって意味が変わります。

銀・銀・赤・茶・黒という色の並びをどう考えるか

提示された色が「銀、銀、赤、茶、黒」の場合、一般的な抵抗のカラーコードとしては、そのまま左から読むことはできません。

銀色は通常、数字帯の先頭には使用されません。そのため、この並びの場合は、反対側から読む可能性があります。

反対側から見ると「黒、茶、赤、銀、銀」となります。この場合、5本帯抵抗として読むと、黒=0、茶=1、赤=2、倍率が銀=0.01、許容差が銀=±10%となり、抵抗値は次のようになります。

012 × 0.01Ω = 0.12Ω

ただし、実際には0.12Ω程度の低抵抗部品では、通常の抵抗器とは異なる外観や用途で使われる場合があります。そのため、写真だけでは確定できず、部品の種類を確認する必要があります。

テスターで0Lや断線表示になる理由

抵抗器を測定しているのにテスターが「0L」や無限大表示になる場合、いくつかの原因が考えられます。

まず考えられるのは、測定している部品が抵抗ではない可能性です。電子部品には抵抗器に似た外観のヒューズ、インダクタ(コイル)、コンデンサなどがあります。

特にマルチメーターがキャパシタ判定をする場合、その部品がコンデンサとして認識されている可能性があります。抵抗器であれば通常、抵抗測定モードで一定の抵抗値が表示されます。

また、基板上に取り付けられた状態で測定している場合、周辺回路の影響で正しい抵抗値が表示されないこともあります。確認する場合は片側の端子を外して単体測定する必要があります。

ヒューズ抵抗や低抵抗部品の可能性

電子機器では、見た目が抵抗器でも通常の抵抗値測定とは異なる部品が使われることがあります。その代表例がヒューズ抵抗(フューズブル抵抗)です。

ヒューズ抵抗は、普段は抵抗として動作しますが、過電流が流れた場合には安全のために切れる役割を持っています。故障すると断線状態になることがあります。

また、電流検出用のシャント抵抗など非常に小さい抵抗値の部品では、一般的なデジタルテスターでは正確に測定できない場合があります。リード線や接触抵抗の影響だけで測定値が大きく変化するためです。

抵抗値を正確に確認する方法

抵抗器かどうか判断するには、まず部品の形状や基板上の記号を確認することが重要です。基板上で「R」と記載されていれば抵抗器である可能性が高く、「C」ならコンデンサ、「L」ならコイルを示します。

低抵抗を測定する場合は、テスターのリード棒同士を短絡させて表示される抵抗値を確認し、その分を差し引く必要があります。

例えばリード棒だけで0.3Ω表示される場合、測定値が0.5Ωなら部品自体は約0.2Ωと考えます。通常の抵抗測定とは違う測定方法が必要になります。

まとめ|カラーコードだけでは判断できない部品もある

抵抗器の色帯は便利な識別方法ですが、銀色の帯が含まれる場合や極端に低い抵抗値の場合は、単純なカラーコード計算だけでは判断できません。

「銀、銀、赤、茶、黒」という色の並びでは、一般的な抵抗器の読み方に当てはめにくく、低抵抗部品や特殊抵抗、別種類の電子部品である可能性も考えられます。

正確に確認するには、部品の形状、基板上の記号、単体での測定結果を合わせて判断することが大切です。

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