逆三角関数のべき級数展開は、基本公式を正しく使いこなすことが重要です。本記事では、(arcsin x)^2 をべき級数として展開する方法を、基礎から段階的に解説します。
まずはarcsin xの基本級数を確認する
べき級数展開の出発点は arcsin x の既知の展開です。
arcsin x = x + x^3/6 + 3x^5/40 + 5x^7/112 + … (|x| ≤ 1)という形になります。
この級数を基に二乗の展開を行います。
(arcsin x)^2 の基本的な考え方
(arcsin x)^2 は、上の級数をそのまま二乗して整理することで求めます。
つまり (x + x^3/6 + 3x^5/40 + … )² を展開します。
項ごとの積を整理することがポイントになります。
低次の項の計算
まずx²の項は x×x により x² となります。
x⁴の項は x×(x³/6) と (x³/6)×x の和から 2×x⁴/6 = x⁴/3 となります。
このように同じ次数の項を集めて整理します。
高次項の整理
x⁶の項は複数の組み合わせから生じます。
例えば x×(3x⁵/40)、(x³/6)×(x³/6)、(3x⁵/40)×x などを合計します。
整理すると係数は 2×3/40 + 1/36 = 3/20 + 1/36 となります。
通分して整理すると x⁶ の係数が求まります。
一般的な構造
(arcsin x)^2 のべき級数は偶数次の項のみで構成されます。
各項は畳み込み(コーシー積)によって体系的に求めることができます。
計算は複雑ですが、規則性を理解すれば機械的に導出できます。
まとめ
(arcsin x)^2 のべき級数展開は、arcsin x の基本級数を二乗し整理することで求められます。
項ごとの畳み込みを丁寧に行うことで、係数を順に導出できます。
基本級数と計算手順の理解が解答の鍵となります。


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