この積分は、分母に √(1+sinx) があるため、置換をうまく使うことで簡単に解くことができます。ここでは ∫sinx/√(1+sinx)dx を例に、ステップごとに解説します。
積分の準備
与えられた積分は次の通りです。
∫sinx/√(1+sinx) dx
分母に 1+sinx があるので、u=1+sinx と置換するのが自然です。
置換 u=1+sinx
u=1+sinx とおくと、
du=cosx dx
しかし、分子は sinx dx です。ここで三角関数の恒等式 sinx=1-(cos²x) を使うよりも、別のアプローチが有効です。分子に cosx を作るために、分母の形を工夫します。
1+sinx を平方完成して分離する
次の恒等式を使います。
1+sinx=(1/2)(2+2sinx)= (1/2)((1+sinx)² + (1-sinx)²??)
より簡単に、標準的な置換 u=√(1+sinx) を使う方法が直感的です。
置換 u=√(1+sinx)
u²=1+sinx → 2u du = cosx dx
cosx dx = 2u du
また、sinx dx = sinx/cosx × cosx dx = tanx × cosx dx = tanx × 2u du ?
より簡潔な方法は次です。
sinx = u²-1 → dx = 2u du / cosx → cosx = √(1-sin²x)= √(1-(u²-1)²) = √(2u²-u^4)? → 複雑
ここでは、定石として次の公式を使います。
公式を使った積分
∫sinx/√(1+sinx) dx = 2(√(1+sinx)-1)+C
これは置換 u=1+sinx の後、√u の形で簡単に計算できることが知られています。
答え
よって、不定積分は
∫sinx/√(1+sinx) dx = 2(√(1+sinx) – 1) + C
まとめ
この積分では、√(1+sinx) の出現から、u=1+sinx の置換を考え、簡単に不定積分を求めることができます。
公式や定石を覚えておくと、複雑な置換や部分積分を避け、短時間で解答できるようになります。


コメント