英語の授業でリテリングやペアワークになると頭が真っ白になってしまう、文法は分かるのに英語が口から出てこないという悩みを抱える高校生は少なくありません。実はこれは英語力がないからではなく、「知識を瞬時に言葉へ変換する力」がまだ育っていないことが原因の場合が多いです。この記事では、英語のリテリングが苦手な理由と、少しずつ話せるようになる具体的な方法を解説します。
英語が話せないのは文法力不足とは限らない
英語のテストで点数が取れる人でも、いざ話そうとすると言葉が出てこないことは珍しくありません。
なぜなら、英文を読む・書く力と、瞬時に話す力は別の能力だからです。
例えば数学の公式を覚えていても、急に人前で解説するとなると言葉に詰まることがあります。英語も同じで、知識があってもアウトプットの練習が不足していると話せません。
リテリングで頭が真っ白になる理由
リテリングは単なる暗記ではなく、内容を理解したうえで自分の言葉に組み替えて説明する作業です。
そのため、頭の中では次のような処理が同時に行われています。
- 内容を思い出す
- 英文を組み立てる
- 発音を意識する
- 相手の反応を気にする
これらを一度に行うため、緊張しやすい人ほど思考が停止しやすくなります。
つまり、頭が真っ白になるのは能力不足ではなく、脳の処理量が一時的に限界を超えている状態とも言えます。
コミュ障だからできないのか
人前で話すことが苦手な性格は多少影響しますが、それだけが原因ではありません。
実際に英語が得意な人でも、初めての英会話や発表では緊張して言葉が出なくなることがあります。
特に周囲が優秀な環境では、自分だけできていないように感じやすくなります。しかし、多くの生徒は表面上スラスラ話しているように見えても、内心では失敗を恐れています。
リテリングが苦手な人におすすめの練習法
最初から完璧な英文を作ろうとしないことが大切です。
例えば次のような段階を踏むと負担が減ります。
| 段階 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 英文からキーワードを3〜5個抜き出す |
| 2 | 日本語で内容を説明する |
| 3 | 簡単な英語で言い換える |
| 4 | 声に出して繰り返す |
例えば「主人公が森で犬を見つけた」という内容なら、「The boy found a dog in the forest.」だけでも十分です。
難しい表現を使うより、簡単な英語で伝えることを優先しましょう。
ペアワークで緊張を減らすコツ
多くの人は「うまく話さなければ」と考えるほど緊張します。
しかし実際の授業では、完璧な英語よりも参加することの方が重視されています。
例えば言葉が出てこなければ、「Let me think.」や「I don’t know how to say it.」と言うだけでも会話は続きます。
沈黙を恐れず、一言でも発することを目標にすると心理的な負担が軽くなります。
周囲と比べすぎないことも重要
頭の良い学校では、周りが簡単にできているように見えることがあります。
しかし、英語のスピーキングは短期間で身につくものではありません。見えないところで音読や暗唱を何度も繰り返している人もいます。
他人と比較するよりも、「先月より一文多く話せた」「前回より詰まる回数が減った」という成長に注目した方が継続しやすくなります。
まとめ
英語のリテリングで頭が真っ白になるのは珍しいことではありません。文法を理解していても、話す力は別の訓練が必要だからです。コミュニケーションが苦手な性格が多少影響することはありますが、それだけが原因ではありません。まずは簡単な英語で内容を伝える練習を繰り返し、完璧を求めすぎないことが大切です。リテリングは才能よりも慣れの要素が大きいため、少しずつ声に出す機会を増やしていけば確実に上達していきます。


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