カエルの血液塗抹標本をギムザ染色で観察すると、様々な血球が見られます。今回は、核や細胞質の色から判断できる血球の種類について解説します。
好中球の特徴
核が青く、分葉している赤い細胞は、一般的に好中球です。カエルの好中球は核が分葉し、細胞質が淡紅色~ピンクに染まることが多いです。細菌や異物に対する防御機能を持っています。
リンパ球の特徴
紫色の核が見られ、周囲の細胞質が薄い紫色の場合はリンパ球である可能性が高いです。リンパ球は免疫応答を担当し、核が大きく染まるのが特徴です。
単球または異常染色の細胞
核が青く、周囲が薄緑~黄緑に染まった細胞は、単球の可能性があります。単球は大型で不規則な形をしており、細胞質の染色が淡緑色になることがあります。また、染色条件によっては色が変化する場合があり、染色の失敗や標本作製の影響も考えられます。
染色の注意点
簡易ギムザ染色は染色時間やpHにより細胞質の色が変化することがあります。特にカエルの血液では細胞質が薄く染まる場合もあり、色だけで判断せず、細胞の大きさや核の形も参考にすると正確に同定できます。
まとめ
カエル血液の塗抹標本で観察される細胞は、好中球、リンパ球、単球などが基本です。核や細胞質の色、形状を確認することで識別が可能であり、染色条件による色の変化も考慮する必要があります。

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