古文の「霞にのみ色もえぬれば言の葉をいくしほとかは知る(べかる)らむ」における「べかる」の部分は、助動詞「べし」の未然形「べく」に動詞「あり」の連体形「ある」が結びついた形です。ここでは文法的背景と活用の理由をわかりやすく解説します。
べかるの成り立ち
「べし」は推量・可能・当然などの意味を持つ助動詞で、古文で非常によく使われます。未然形は「べく」で、動詞や形容詞と組み合わせて「〜することができる」「〜すべきだ」の意味を表します。
本例では、「べく」と動詞「あり」の連体形「ある」が結びつき、「べかる」となります。この形は、ラ変型動詞の連体形活用に従ったものです。
ラ変型の基本
ラ変型動詞とは、「あり」「をり」などが代表で、未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令形に変化します。連体形は「ある」「をる」で、ここで「べく」と結びつくと「べかる」となります。
現代語での解釈
したがって、「霞にのみ色もえぬれば言の葉をいくしほとかは知るべかるらむ」は、「霞に色がさしていれば、言葉をいくしおに知ることができるだろう」といった意味に読み替えられます。助動詞「べし」の推量・可能のニュアンスが反映されています。
まとめ
「べかる」は助動詞「べし」の未然形「べく」とラ変型動詞「あり」の連体形「ある」が結びついた形です。ラ変型の連体形活用により、「〜することができる」「〜すべきだ」といった意味を古文文法上表現しています。理解のコツは「べく+動詞連体形」の形を意識することです。


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