英語を学習していると、”We believe him innocent.”のような少し古風な表現と、”We believe that he is innocent.”のような一般的な表現の違いに迷うことがあります。特に、前置詞が必要なのか、どの形で覚えるべきなのかは多くの学習者が悩むポイントです。
実際には、どちらの表現も文法的に成立しますが、使われ方や自然さには違いがあります。この記事では、believeを使った文型の仕組みや、どの表現を基本として覚えるとよいのかを解説します。
英作文や会話で迷わないためには、単に形を暗記するだけではなく、それぞれの構造を理解することが大切です。
We believe that he is innocent.は最も基本的な表現
“We believe that he is innocent.”は、「私たちは彼が無実だと信じています」という意味です。この形は、believeの後ろにthat節(主語+動詞を含む文)が続く形になっています。
believeは「〜だと思う」「〜だと信じる」という意味を持つ動詞で、後ろに内容を表す文を置くことができます。
例えば、以下のような文も同じ構造です。
“I believe that she is honest.”
(私は彼女が正直だと思います。)
この形は現代英語で非常によく使われるため、英作文や会話ではまずこの形を基本として覚えて問題ありません。
We believe him innocent.は第5文型(SVOC)の表現
“We believe him innocent.”は、believeを使った第5文型(SVOC)の形です。
文の構造を見ると、以下のようになります。
We(主語)+believe(動詞)+him(目的語)+innocent(補語)
この場合、”him innocent”で「彼を無実である状態だと考える」という意味になります。innocentはhimの状態を説明する補語です。
同じような構造には、次のような例があります。
“They found him guilty.”
(彼らは彼を有罪だと判断した。)
“We consider him a genius.”
(私たちは彼を天才だと考えている。)
このように、目的語と補語をセットで扱う表現は英語には存在します。
We believe him innocent.は間違いではないが現代英語ではやや硬い
“We believe him innocent.”は文法的には正しい表現です。しかし、日常会話や一般的な文章では、”We believe that he is innocent.”のほうが自然に感じられることが多いです。
特にbelieveを使ったSVOC構文は、現代英語では使用頻度が高くありません。そのため、学習者が無理に使おうとすると不自然な印象になる場合があります。
例えば、ニュース記事や文学作品などでは”believe him innocent”のような表現を見ることがありますが、会話では”believe that he is innocent”が一般的です。
前置詞を考えるよりthat節を使って覚えても問題ない
英語学習では、動詞の後ろに何を置くかを覚えることが重要です。しかし、すべての動詞について細かな例外まで暗記しようとすると負担が大きくなります。
believeの場合は、基本的に”believe that 主語+動詞”という形を使えるようにしておけば、多くの場面で対応できます。
例えば、以下のような文章はすべて自然です。
“I believe that he can win.”
(私は彼が勝てると思います。)
“She believes that the plan will work.”
(彼女はその計画がうまくいくと信じています。)
このようにthat節を使う形を身につけておけば、前置詞を迷う場面自体が少なくなります。
ただしSVOC構文を知っておくと英文理解に役立つ
会話や作文ではthat節を使えば十分な場合が多いですが、SVOC構文の知識は英文読解で役立ちます。
例えば、歴史的な文章やフォーマルな文章では、”We believe him innocent.”のような表現が登場することがあります。この場合、himとinnocentの関係を理解できれば、意味を正確に読み取れます。
「彼を無実だと信じる」という意味で、himがinnocentという状態であると考える構造になっていることを理解すると、知らない表現でも判断しやすくなります。
まとめ
“We believe him innocent.”と”We believe that he is innocent.”は、どちらも「彼が無実だと信じる」という意味を表す正しい表現です。
ただし、前者は第5文型を使ったやや硬い表現で、後者は現代英語で一般的に使われる自然な表現です。
英作文や会話では、まず”believe that 主語+動詞”の形を基本として覚えて問題ありません。一方で、英文を読む際には”目的語+補語”の形で意味を作るSVOC構文があることを知っておくと、より幅広い英文を理解できるようになります。


コメント