英語の関係代名詞や関係副詞では、whereとwhichのどちらを使うのか迷うことがあります。特に「This is the hospital where my aunt works.」のような文では、worksは自動詞なのか、それとも目的語を取る他動詞なのかという点で混乱しやすい部分です。
この記事では、関係詞の選び方を単純な暗記ではなく、文の中で何が省略されているのかという視点から解説します。whereとwhichの使い分けを理解すると、似たような英文でも迷わず判断できるようになります。
関係詞whereは場所を表す副詞として働く
「This is the hospital where my aunt works.」という文は、「ここは私のおばが働いている病院です」という意味になります。
この文を2つの文に分けて考えると理解しやすくなります。
「This is the hospital.」と「My aunt works at the hospital.」という2つの文が元になっています。
後ろの文の「at the hospital」が関係副詞whereに置き換わることで、「the hospital where my aunt works」という形になります。
つまり、whereは単に「場所」という意味だけではなく、「そこで」「その場所で」という場所を示す副詞の役割を持っています。
worksは自動詞なので目的語を必要としない
混乱しやすいポイントは、workという動詞の扱いです。workは基本的に自動詞として使われるため、直接目的語を置くことができません。
例えば、「My aunt works the hospital.」とは言いません。正しくは「My aunt works at the hospital.」となり、働く場所を表す場合はatなどの前置詞が必要になります。
このため、「the hospital」をwhichで受けるのではなく、「at the hospital」という場所を表す部分全体をwhereで置き換えることになります。
自動詞とは、動詞だけで意味が成立し、目的語を直接必要としない動詞のことです。work、live、goなどは代表的な自動詞です。
whichを使う場合は目的語が欠けている場合
一方、whichを使う場合は、関係詞節の中で目的語が不足している場合が多いです。
例えば、「This is the book which I bought yesterday.」という文を考えてみます。
元の文は「I bought the book yesterday.」です。この場合、buyは「何を買ったのか」という目的語が必要な他動詞です。
「the book」がbuyの目的語になっているため、それをwhichに置き換えて「the book which I bought」となります。
つまり、whichは名詞の代わりになる代名詞であり、文の中で主語や目的語の役割を持ちます。
whereとwhichの判断方法
関係詞を選ぶときは、先行詞が場所かどうかだけを見るのではなく、後ろの文で何が不足しているかを確認することが重要です。
例えば、「This is the hospital where my aunt works.」の場合、後ろの「my aunt works」は文として完成しています。ただし、「どこで働くのか」という場所情報が不足しています。
そのため、場所を表す副詞whereが適切になります。
一方、「This is the hospital which my aunt built.」の場合は、「my aunt built the hospital」という文が元になります。buildは目的語を必要とするため、hospitalが目的語として抜けています。そのためwhichを使います。
| 関係詞 | 働き | 例 |
|---|---|---|
| where | 場所を表す副詞(in、at、onなどの意味を含む) | the hospital where she works |
| which | 名詞の代わりになる代名詞 | the hospital which she built |
前置詞を使う形に直すと理解しやすい
whereとwhichで迷った場合は、一度関係詞を使わない普通の文に戻して考える方法がおすすめです。
「the hospital where my aunt works」であれば、「My aunt works at the hospital」と考えます。この場合、必要なのは場所を表すatなのでwhereになります。
もし「My aunt works the hospital」と考えてしまうと、workを他動詞のように扱ってしまい、whichを選ぶ間違いにつながります。
関係詞の問題では、動詞が自動詞なのか他動詞なのかを確認し、その動詞が必要とする要素を見ることが大切です。
まとめ
「This is the hospital where my aunt works.」でwhereが使われる理由は、worksが自動詞であり、「at the hospital」という場所を表す部分がwhereに置き換わっているためです。
whichは名詞の代わりになる関係代名詞で、目的語が不足している場合に使われます。一方、whereは「そこで」という場所を表す関係副詞です。
関係詞を選ぶときは、「先行詞が場所だからwhere」と暗記するのではなく、元の文に戻して動詞が何を必要としているかを確認すると、正しく判断できるようになります。


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