「外国語」は外国人だけの言葉?foreign languageと中国語の「外语・内语」の意味を解説

中国語

「外国語」を英語ではforeign language、中国語では外语(外語)と表現しますが、「外国の言葉を身につけたら、それは外国語ではなくなるのでは?」という疑問を持つ人もいます。言葉は単なる翻訳ではなく、その社会や文化の中でどのように認識されているかによって意味合いが変わります。

この記事では、foreign languageという表現の意味や、中国語の「外语」という言葉が持つニュアンス、外国語を習得した人にとってその言語はどのような存在になるのかについて解説します。

foreign languageはなぜ「外国語」という意味になるのか

英語のforeign languageは、直訳すると「外国の言語」という意味になります。foreignは「外国の」「外部の」という意味を持つ形容詞で、languageは「言語」を表します。

ここで重要なのは、foreignは話している人の視点から見た「外側」を表す言葉だという点です。つまり、日本人が英語を学ぶ場合、英語は日本語話者にとってforeign language(外国語)になります。

しかし、英語を母語とする人にとって日本語はforeign languageになります。このように、外国語という概念は言語そのものではなく、話者の立場によって変化します。

中国語の「外语」はどのような意味なのか

中国語の「外语(wàiyǔ)」も、日本語の「外国語」と同じように、自分の国や地域の外にある言語を指します。

例えば、中国語話者が英語を学ぶ場合、英語は外语です。一方、日本語を学ぶ中国人にとっても日本語は外语になります。

「外」という漢字には「内側ではないもの」という意味があります。そのため、「外语」は中国語圏の人から見て、自分たちの言語体系の外にある言語という意味で使われています。

外国語を習得すると「内語」や「里語」になるのか

外国語を完全に習得したとしても、一般的にはその言語が「内语」や「里语」という別の名称に変化することはありません。

なぜなら、「外国語」という言葉は、その人がどれほど流暢に話せるかではなく、その言語がどの文化圏に属しているか、自分の母語との関係性で決まるからです。

例えば、日本人が英語をネイティブレベルで話せるようになっても、英語という言語自体が日本語になるわけではありません。その人にとって英語は「習得した外国語」であり続けます。

ただし、心理的には外国語ではなくなることがある

一方で、言語を長期間使い続けることで、その人の中では「外国語」という感覚が薄れることがあります。

例えば、海外で何年も生活し、その国の言語で仕事をしたり日常会話をしたりする人にとって、その言語は単なる「外国語」ではなく、自分の生活の一部になります。

言語学では、このような状態を第二言語や第二言語習得という観点から考えます。母語ではなくても、自分のアイデンティティや生活に深く結びついた言語になる場合があります。

「你又不是外人!」の外人とforeignの違い

中国語の「你又不是外人!(あなたは他人じゃないでしょう)」という表現にある「外人」は、人間関係における「外側の人」を意味します。

これは外国人という意味の「外国人」とは少し違い、仲間ではない人、身内ではない人というニュアンスがあります。

中国語では「外」という漢字が使われていても、必ずしも国境を意味するわけではありません。「外」は内と外の関係を表す言葉であり、文脈によって意味が変わります。

まとめ|外国語は習得しても名前は変わらないが、自分との関係は変化する

foreign languageや中国語の外语は、「自分の側から見て外側にある言語」という意味で使われます。そのため、外国語を完全に習得したとしても、一般的に内语や里语という名前に変化することはありません。

ただし、外国語を長く使い続けることで、その言語が自分の生活や文化の一部となり、心理的には「外国のもの」という感覚がなくなることはあります。

言葉の面白さは、単なる名称だけではなく、人がその言語とどのような関係を築いているかによって意味や感じ方が変わるところにあります。

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