英語長文では、単語や文法の知識があっても、文全体の意味を自然な日本語に直す部分で迷うことがあります。特に「to see what people would do」のような表現は、単語を一つずつ訳すだけでは不自然になりやすい部分です。
この記事では、「People did not know what courage and determination meant. So, I created Ashura to see what people would do.」という英文を例に、不定詞の目的用法や間接疑問文、wouldの使われ方を整理しながら、なぜ「人々がどう動くのかを見ようと」という訳になるのかを詳しく解説します。
英文全体の意味を確認する
まず、対象となる英文を文の構造ごとに分けて考えてみます。
| 英文 | 意味 |
|---|---|
| People did not know what courage and determination meant. | 人々は勇気や決意が何を意味するのか知らなかった。 |
| So, I created Ashura to see what people would do. | だから私は、人々がどうするのかを見るためにアシュラを創った。 |
ポイントになるのは後半の「to see what people would do」です。この部分は「created Ashura(アシュラを創った)」という行動の目的を説明しています。
to seeは「見るために」という目的を表している
「to see」はここでは不定詞の副詞的用法で、目的を表しています。不定詞の「to+動詞の原形」には、「〜するために」という意味があります。
例えば以下のような英文があります。
- I went to the library to study English.(私は英語を勉強するために図書館へ行った)
- She opened the door to check outside.(彼女は外を確認するためにドアを開けた)
同じように「I created Ashura to see」は、「私はアシュラを創った。その目的は見ることだった」という意味になります。
ただし、日本語では「見るために創った」と直訳すると少し不自然になるため、「見るために」ではなく「どうなるのか確かめるために」「様子を見るために」と意訳されることがあります。
what people would doは間接疑問文になっている
「what people would do」は、質問文ではなく文の一部として使われる間接疑問文です。
直接疑問文では以下のようになります。
What would people do?
(人々は何をするだろうか?)
これを「know」「see」「understand」などの後ろにつなげる場合、疑問文の形ではなく通常の文の語順になります。
What would people do? → what people would do
つまり「what(何を)+people(人々が)+would do(するだろう)」という形になっています。
質問文で考えると「人々は何をするだろうか」という内容を、見る対象として扱っているため、「人々が何をするのかを見る」という意味になります。
would doはwill doの過去形なのか
質問文では「would doはwill doをcreatedに合わせて過去形にしたもの」と考えていますが、完全にはそれだけではありません。
確かに、過去の時点から見た未来を表す場合、willの過去形としてwouldが使われることがあります。
例えば以下のような文です。
He said he would come.
(彼は来るつもりだと言った)
この場合、「said」という過去の発言に合わせてwillがwouldになっています。
今回の英文でも「created」という過去の出来事の後に、「その時点でこれから人々がどう行動するか」という未来の内容を表しているため、wouldが使われています。
なぜ「人々がどう動くのかを見ようと」という訳になるのか
「see」は単純な視覚的な「見る」だけではなく、「確認する」「結果を見る」「様子を見る」という意味でも使われます。
例えば以下のような表現があります。
Let’s see what happens.
(何が起こるか見てみよう)
この場合も、実際に目で見るというより「結果を確認する」という意味です。
そのため、「I created Ashura to see what people would do.」は直訳すると「私は人々が何をするだろうかを見るためにアシュラを創った」ですが、自然な日本語では「人々がどう行動するのかを確かめるためにアシュラを創った」となります。
英文解釈で意識したいポイント
このような英文を読むときは、単語を順番に日本語へ置き換えるだけではなく、文の役割を確認することが大切です。
- to+動詞 → 目的を表していないか確認する
- what+主語+動詞 → 間接疑問文の可能性を考える
- would → 過去から見た未来や控えめな表現の可能性を考える
- see → 「見る」以外に「確認する」という意味も考える
英文は単語一つの意味だけで決まるのではなく、文の構造や前後関係によって自然な意味が決まります。
まとめ|to see what people would doは「人々の行動を確かめるために」という意味
「to see what people would do」は、to不定詞が目的を表し、「what people would do」が間接疑問文になっている表現です。
また、wouldは単純な過去形というより、過去の時点から見た未来を表しており、「人々が何をするのか」という意味になります。
そのため、「I created Ashura to see what people would do.」は「人々がどう行動するのかを見るためにアシュラを創った」ではなく、「人々がどう行動するのかを確かめるためにアシュラを創った」という意味で理解すると、英文の意図をより正確につかむことができます。


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