レインウエアを「カッパ」と呼ぶ理由とは?妖怪の河童との意外な関係を解説

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雨の日に着るレインウエアのことを、日本では「カッパ」と呼ぶことがあります。しかし、この呼び方を聞いて「妖怪の河童と関係があるの?」と疑問に思う人も少なくありません。

実は、レインウエアの「カッパ」は妖怪の河童が由来ではなく、外国から伝わった衣服の名前が日本で変化したものです。この記事では、カッパという呼び名の由来や、妖怪の河童との違いについて詳しく解説します。

レインウエアをカッパと呼ぶ由来はポルトガル語

雨具としての「カッパ」は、ポルトガル語の「capa(カパ)」という言葉が語源です。capaは「外套(がいとう)」「マント」「覆い」といった意味を持つ言葉です。

16世紀ごろ、日本に来航したポルトガル人によって、マントのような形をした衣服が伝えられました。当時の日本人は、その衣服を「カッパ」と呼ぶようになりました。

現在のような上下に分かれたレインスーツではなく、当時のカッパは肩から羽織るマント状の雨具でした。布や革などに防水加工を施し、雨や風を防ぐために使われていました。

雨具のカッパと妖怪の河童は関係あるのか

雨具の「カッパ」と妖怪の「河童」は、名前は同じですが由来はまったく異なります。

妖怪の河童は、日本の水辺に伝わる伝説上の生き物で、頭に皿があり、甲羅を背負った姿で描かれることが多い存在です。一方、雨具のカッパはポルトガル語由来の外来語です。

つまり、雨の日に着るカッパは妖怪の河童が着ていた服という意味ではなく、偶然同じ読み方になった別の言葉です。

なぜポルトガル語のcapaが日本で定着したのか

日本では、外国から伝わったものを日本語風に変化させて取り入れることが多くありました。ポルトガルから伝わったカッパも、その一例です。

当時の日本では、ポルトガル人が着ていたマント状の衣服が珍しく、防水性のある便利な衣類として広まりました。その名前であるcapaが、日本語の発音に合わせて「カッパ」と呼ばれるようになりました。

同じように、ポルトガル語やオランダ語などから日本語になった言葉は多くあり、カッパもその中のひとつです。

昔のカッパと現在のレインウエアの違い

昔のカッパは、現在のレインコートやレインスーツとは形が大きく異なっていました。

昔のカッパはマント型で、体全体を覆うように羽織るものでした。一方、現在のカッパは、自転車用のレインコートや上下分離型のレインウエアなど、用途に合わせてさまざまな種類があります。

例えば、通勤や通学では軽量なレインコート、バイクや登山では防水性や耐久性の高い上下タイプが選ばれるなど、現代では目的に応じて進化しています。

日本ではなぜ今でもカッパという呼び方が残っているのか

「レインウエア」という言葉が一般的になった現在でも、「カッパ」という呼び方は多くの人に使われています。

理由のひとつは、昔から使われてきた親しみやすい日本語として定着しているためです。特に日常会話では「雨だからカッパを持っていく」というように自然に使われています。

また、子ども向けの雨具や作業用の雨具などでは、現在でも商品名として「カッパ」という表現が使われることがあります。

まとめ|レインウエアのカッパは妖怪ではなく外国語が由来

雨具の「カッパ」は、妖怪の河童とは関係なく、ポルトガル語の「capa(カパ)」が由来となった言葉です。

16世紀ごろに日本へ伝わったマント状の衣服が、雨を防ぐ道具として広まり、その名前が現在まで残っています。

同じ「カッパ」という読み方でも、雨具と妖怪ではまったく別の由来を持っています。身近な言葉にも、海外との交流や歴史が隠されていることがわかります。

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