英文を読む際、長い文章やカンマが多い文章では、単語の意味だけを追っていると文構造が分かりにくくなることがあります。特に「:」や「,(カンマ)」で情報が追加される文章は、主節と補足説明を整理することが重要です。この記事では、ニュートンに関する英文を例に、構文の取り方、記号の役割、分詞の使い方を詳しく解説します。
英文全体の基本構造を確認する
対象の英文は次のような構造になっています。
Few are familiar with the details of Newton’s twenty-year search for a proof of his hypothesis.
まず文の中心は「Few are familiar with ~」です。「few」は「ほとんどいない」という意味で、「Few are familiar with ~」は「~を詳しく知っている人はほとんどいない」という意味になります。
直訳すると「ニュートンの仮説の証明を求めた20年間の探求の詳細を知っている人はほとんどいない」となります。
ここで重要なのは、「Newton’s twenty-year search for a proof of his hypothesis」が「details(詳細)」の内容を説明しているという点です。
「:」コロンの意味と使い方
英文中の「:」は、日本語の「つまり」「具体的には」「以下のようなもの」という働きをします。
今回の文章では、
the details of Newton’s twenty-year search for a proof of his hypothesis : the frustrations and failures, the need for accurate measurements…
という形になっています。
この場合、「the details(詳細)」の具体的な内容を後ろで説明しています。
つまり、
「ニュートンの20年間の探求の詳細、つまり、失望や失敗、正確な地球測定の必要性、そして数学的道具の必要性など」
という意味になります。
コロンの前にある名詞を、後ろの部分で詳しく説明していると考えると読みやすくなります。
カンマが多い英文を読む方法
この英文ではカンマによって多くの情報が並べられていますが、すべてが同じ重要度ではありません。
まず中心部分を取り出すと、
Few are familiar with the details.
「詳細を知っている人はほとんどいない」
となります。
その後に「どんな詳細なのか」を説明するために、以下の内容が追加されています。
- the frustrations and failures(失望や失敗)
- the need for accurate measurements of the earth’s radius(地球の半径を正確に測定する必要性)
- the need for a mathematical tool(数学的道具の必要性)
- the integration of his scattered efforts(散らばった研究成果の統合)
このように、カンマで区切られた部分は「詳細の具体例」として並んでいると考えると理解しやすくなります。
「and a series of personal interviews arranged by ~」の構造
最後の部分である、
and a series of personal interviews arranged by a medium of the author’s acquaintance
について確認します。
ここでのarrangedは動詞ではなく、過去分詞による形容詞的な修飾です。
「arranged by ~」は「~によって手配された」という意味で、直前の「a series of personal interviews(一連の個人的なインタビュー)」を説明しています。
つまり、
「著者の知人である霊媒師によって手配された一連の個人的なインタビュー」
という意味になります。
もしarrangedを動詞として読むと、「そして一連のインタビューを手配した」となりますが、主語が存在しないため文構造として不自然です。そのため、過去分詞の修飾と判断できます。
英文全体の自然な日本語訳
文章全体を自然な日本語にすると、以下のようになります。
「ニュートンの仮説を証明するための20年間にわたる探求の詳細を知っている人はほとんどいない。そこには、失望や失敗、地球の半径を正確に測定する必要性、そしてニュートン自身が発明せざるを得なかった数学的道具の必要性が含まれている。また、すばらしい組織力を持つフルーツ改良計画によって、彼の散らばった研究努力が統合されたことも含まれる。これらの詳細は、彼の著書『プリンキピア』、個人的な手紙、ノート、その他の資料、さらに著者の知人である霊媒師によって手配された一連の個人的なインタビューから集められたものである。」
長文英文を読むときのポイント
このような長い英文では、最初から最後まで一気に訳そうとすると混乱しやすくなります。
まず「主語+動詞」を探し、その後にカンマやコロンで追加されている説明を整理することが大切です。
今回の場合は、最初に「Few are familiar(知っている人はほとんどいない)」という主文を見つけることで、その後の大量の情報がすべて「詳細の説明」だと分かります。
まとめ|英文の記号と分詞を理解すると長文が読みやすくなる
「:」は前の内容を具体的に説明する記号であり、今回の英文では「details」の中身を示しています。
また、カンマで区切られた部分は情報の追加であり、中心となる文構造を見失わないことが重要です。
最後の「arranged」は過去分詞で、「interviews」を修飾する形容詞的用法です。このように、長文では単語ごとに訳すのではなく、文の骨組みと修飾関係を整理することで正確に読めるようになります。


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