使役動詞・知覚動詞の後ろに動詞の原形は置ける?make・let・watchなどの使い方を解説

英語

英語では、動詞の後ろに別の動詞を続ける表現がありますが、すべての動詞で原形をそのまま置けるわけではありません。特に使役動詞や知覚動詞では「動詞+人(物)+動詞の原形」という特殊な形を取ることがあるため、英文法を学ぶ際に混乱しやすい部分です。この記事では、使役動詞・知覚動詞の後ろに動詞の原形を置く条件や、正しい使い方を具体例とともに解説します。

使役動詞の後ろには動詞の原形を置くことができる

使役動詞とは「〜させる」という意味を持つ動詞で、代表的なものにmake、let、haveがあります。これらの動詞では、基本的に「使役動詞+目的語+動詞の原形」という形を作ることができます。

例えば、makeを使った場合は以下のようになります。

例:My teacher made me study English.
(先生は私に英語を勉強させました。)

この文では「made」が使役動詞で、「me」が目的語、「study」が動詞の原形です。このように、使役動詞の後ろに直接動詞の原形を置くことは可能です。

ただし、「I made study English」のように、目的語を入れずに動詞の原形を続けることはできません。使役動詞の後ろには、誰がその動作をするのかを表す目的語が必要になります。

知覚動詞も目的語+動詞の原形が使える

知覚動詞とは、見る・聞く・感じるなど五感に関係する動詞です。代表的なものにsee、watch、hear、feelなどがあります。

知覚動詞でも「知覚動詞+目的語+動詞の原形」という形を使うことができます。

例:I watched him play soccer.
(私は彼がサッカーをするのを見ました。)

この場合、「watched」が知覚動詞、「him」が目的語、「play」が動詞の原形になります。つまり、「彼がサッカーをする」という一連の動作を最初から最後まで見た、という意味になります。

I watched develop the new game はなぜ不自然なのか

「I watched develop the new game」という文が不自然になる理由は、watchの後ろに目的語がないためです。知覚動詞の場合も、動詞の原形を置く前に「誰がその動作をするのか」を示す必要があります。

例えば、新しいゲームを開発する人を見る場合は次のようになります。

例:I watched the developers develop the new game.
(私は開発者たちが新しいゲームを開発するのを見ました。)

この文では「the developers」が目的語で、その後ろに「develop」という動詞の原形が続いています。この形なら文法的に正しい英文になります。

知覚動詞では動詞の原形以外に現在分詞も使える

知覚動詞では、目的語の後ろに動詞の原形だけでなく、現在分詞(〜ing形)を置くこともできます。

例:I watched him playing soccer.
(私は彼がサッカーをしているところを見ました。)

動詞の原形を使う場合は動作全体を見たというニュアンスになり、現在分詞を使う場合は動作の途中の場面を見たというニュアンスになります。

例えば、試合開始から終了まで見た場合は「I watched him play soccer」、途中で彼がプレーしている場面を見た場合は「I watched him playing soccer」と表現できます。

使役動詞と知覚動詞の受動態では形が変わる

使役動詞や知覚動詞は、受動態になると後ろの動詞の形が変化します。特に知覚動詞では、受動態では原形ではなくto不定詞を使う点に注意が必要です。

例:I saw him cross the street.
(私は彼が道路を渡るのを見ました。)

これを受動態にすると、以下のようになります。

例:He was seen to cross the street.
(彼は道路を渡るところを見られました。)

能動態では「see+目的語+動詞の原形」ですが、受動態では「be seen to+動詞の原形」という形になるため、入試問題でもよく出題されます。

使役動詞・知覚動詞の覚え方

使役動詞や知覚動詞の形を覚えるときは、「動詞のすぐ後ろに原形が置ける」と考えるのではなく、「目的語を挟んで原形が置かれる」と覚えることが重要です。

基本形を整理すると以下のようになります。

種類 基本形 例
使役動詞 make+人+動詞原形 She made me laugh.
知覚動詞 watch+人+動詞原形 I watched him run.

この形を理解しておけば、「I watched develop the new game」のような英文を見たときに、目的語が不足していることに気付けるようになります。

まとめ|動詞の原形を置けるのは特定の形のときだけ

使役動詞や知覚動詞では、「動詞+目的語+動詞の原形」という形で、後ろに動詞の原形を置くことができます。ただし、動詞のすぐ隣に原形を置けるわけではありません。

watchの場合も「I watched develop the new game」ではなく、「I watched someone develop the new game」のように、動作をする人や物を表す目的語が必要です。

英語では単に動詞を並べるのではなく、動詞同士の関係や目的語の有無を確認することが、正しい英文を作るための重要なポイントになります。

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