英単語の語源を調べていると、duringの元になった語としてdureという古い単語を見かけることがあります。そのため「duringの原形はdureなのではないか」と考える人もいますが、現代英語の文法上の関係と語源上の関係は分けて考える必要があります。この記事では、duringとdureの関係、そしてduringをどのように理解するとよいのかを詳しく解説します。
duringとdureは語源的には関係がある
結論から言うと、duringとdureには語源的なつながりがあります。dureは古フランス語のdurer、さらにラテン語のdurare(続く、持続する)に由来する言葉です。
この「続く」「長く存在する」という意味が、英語のduringにも受け継がれています。duringは「〜の間に」「〜の期間中」という意味で、ある状態や出来事が続いている時間の範囲を表します。
例えば、I slept during the movie.(私は映画の間ずっと寝ていた)という文では、映画が上映されている時間の中で睡眠という出来事が続いたことを示しています。
しかしduringの原形をdureと考えるのは適切ではない
語源としてはdureと関係がありますが、現代英語の文法においてduringの原形がdureだと考えることは一般的ではありません。
英語で「原形」という場合、多くの場合は動詞の基本形を指します。例えば、playがplayedやplayingの原形であるように、現在の英語の活用体系の中で変化の元になる形を意味します。
一方、duringは前置詞として使われる単語であり、動詞dureが変化してできた現在形や過去形のような関係ではありません。つまり、duringはdureから直接文法的に変化した形ではなく、同じ語源を持つ別の発展形と考える方が正確です。
dureは現代英語ではほとんど使われない古い動詞
dureという動詞は現在の英語では非常に珍しい表現です。意味は「続く」「耐える」ですが、通常の会話ではほとんど使われません。
現代英語では、同じ意味を表す場合にはlastやendureなどの単語が一般的です。例えば「その状態が続く」はlast、「苦痛などに耐える」はendureを使います。
ただし、dureは語源を理解する上では重要な単語です。endure(耐える)、duration(期間)、durable(耐久性のある)など、durを含む多くの英単語につながっています。
duringを理解するならdurationとの関係を見ると分かりやすい
duringの意味をより深く理解するには、関連語であるdurationを見ると分かりやすくなります。durationは「期間」「継続時間」という意味で、durの「続く」というイメージがそのまま残っています。
例えば、The duration of the meeting was two hours.(会議の長さは2時間だった)という文では、会議が続いた時間を表しています。
このように、duringは「続いている時間の中」という感覚を持つ単語であり、durationと同じ語源を共有していると考えると覚えやすくなります。
語源学習では「原形」と「語源」を区別することが大切
英単語を覚える際、語源を知ることは非常に役立ちます。しかし、語源上の元になった単語と、文法上の原形は同じ意味ではありません。
例えば、英単語の中にはラテン語や古フランス語から入ってきたものが多くあります。それらは長い歴史の中で形や使われ方が変化しており、現代英語の単語を昔の形から直接説明できない場合もあります。
duringの場合も「dureと同じ語源を持つ単語」と理解するのが適切であり、「duringの原形はdure」と覚えるよりも、「durという語根には続くという意味がある」と覚える方が実用的です。
まとめ:duringはdure由来だが原形とは考えない方がよい
duringとdureは、どちらもラテン語のdurare(続く)に由来するため、語源的には深いつながりがあります。
しかし、duringは現代英語では前置詞として独立した単語であり、文法的な意味での原形がdureというわけではありません。
英語学習では「dureがduringの祖先にあたる語」という理解にとどめ、「原形」ではなく「語源」として覚えることで、より正確に単語の成り立ちを理解できます。


コメント