TOEICには、一般的に受験する「公開テスト」と、学校や企業などが実施する「IPテスト(Institutional Program)」があります。同じTOEICという名前ですが、問題形式や利用目的の違いから、レベル差があるのか気になる方も多いでしょう。
この記事では、TOEIC IPテストと公開テストの難易度の違い、スコアの考え方、就職や進学での扱われ方について分かりやすく解説します。
TOEIC IPテストと公開テストの基本的な違い
TOEIC公開テストとは、個人が申し込みをして全国の会場で受験する一般的なTOEIC試験です。公式認定証が発行され、就職活動や転職、昇進などでスコアを提出する場合によく利用されています。
一方、TOEIC IPテストは、企業や学校などの団体が実施する形式の試験です。所属している会社や大学などが申し込み、団体単位で受験します。
以前のIPテストでは過去に公開テストで使用された問題を利用する形式が一般的でしたが、現在ではオンライン版を含め、実施方法や問題形式にも変化があります。
TOEIC IPテストと公開テストで難易度は変わるのか
基本的には、TOEIC IPテストと公開テストで英語力を測る基準そのものに大きな違いはありません。どちらもTOEIC Programのスコア基準に基づいて評価されます。
ただし、受験する回や形式によって、問題の難しく感じる度合いに差が出ることはあります。例えば、公開テストでは毎回新しい問題が出題されるため、初めて見る形式への対応力が求められます。
一方で、IPテストでは団体向けに実施されるため、受験環境や緊張感の違いによって、普段より高いスコアが出る人もいれば、逆に集中しにくく感じる人もいます。
スコアにどれくらいの差が出ることがあるのか
IPテストと公開テストで取得したスコアは、基本的には同じ英語力の指標として考えられます。しかし、受験環境や問題との相性によって多少の差が出ることがあります。
例えば、大学で毎年TOEIC IPテストを受けている学生の場合、試験形式に慣れていることで公開テストより高い点数になるケースがあります。
反対に、初めて公開テストを受験する場合は、会場の雰囲気や周囲の受験者の多さ、時間配分への慣れ不足によって、IPテストより低い点数になることもあります。
就職や転職ではIPテストのスコアは使えるのか
TOEIC IPテストのスコアを評価対象にする企業や学校は多くあります。ただし、提出先によって扱いが異なるため、事前に確認することが大切です。
例えば、社内の英語力評価や大学での単位認定ではIPテストが利用されることがあります。一方で、海外勤務や一部の採用選考では、公開テストの公式認定証を求められる場合があります。
就職活動で利用する場合は、「TOEICスコア」とだけ書かれていても、企業によって公開テストを想定していることがあるため、応募先の条件を確認すると安心です。
IPテストと公開テスト、どちらを受けるべきか
どちらを受験すべきかは、目的によって変わります。自分の英語力を確認したい、学校や会社から求められているという場合は、IPテストでも十分役立ちます。
一方で、就職活動や転職活動で幅広く利用したい場合は、公開テストを受験して公式認定証を取得しておくと安心です。
例えば、大学生が就活で英語力をアピールしたい場合は公開テストのスコアを取得し、社内研修の成果確認が目的の社会人ならIPテストを利用する、といった使い分けができます。
TOEIC対策では形式の違いより実力アップが重要
IPテストと公開テストの違いを気にすることも大切ですが、最終的には英語力そのものを伸ばすことが高得点につながります。
リスニング力を高める、単語力を増やす、長文読解のスピードを上げるなど、基本的な対策はどちらの試験でも共通しています。
特に700点以上や800点以上を目指す場合は、試験形式への慣れだけではなく、語彙力や読解力の強化が重要になります。
まとめ|TOEIC IPテストと公開テストに大きなレベル差はない
TOEIC IPテストと公開テストは、測定している英語力の基準は同じであり、難易度に大きな差があるわけではありません。
ただし、問題形式、受験環境、慣れによって結果に多少の違いが出ることはあります。そのため、スコアの差だけで「IPテストの方が簡単」「公開テストの方が難しい」と判断することはできません。
利用目的に合わせて試験を選び、どちらの場合でも実力を伸ばす対策を続けることが、安定したスコア取得につながります。


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