国語の読解問題では、「それ」「これ」「このようなもの」などの指示語が何を指しているのかを正確に読み取ることが重要です。特に文学作品の文章では、直前だけを見ると迷いやすく、文全体の流れから意味を判断する必要があります。この記事では、文学国語の教材「文学のふるさと」にある「それ」が指す内容を考える方法と、指示語問題の解き方について解説します。
指示語「それ」は何を指しているのか
「それ」は、文章の中で前に出てきた内容や事柄を受ける指示語です。問題文の「童話というものには大概、教育、モラル、というものがあるものですが、この童話には、②それが全く欠けております。」という部分では、「それ」が何を指すのかを考える必要があります。
この場合、「それ」の直前には「教育、モラル、というもの」という表現があります。そのため、まず候補として考えられるのは「教育」と「モラル」です。
指示語問題では、単語だけで判断するのではなく、「それ」に置き換えて読んだときに文章の意味が自然になるかを確認することが大切です。
「それ」の答えを五十音順で抜き出す場合の注意点
問題では「文中から五十音順に二つ抜き出し」と指定されています。そのため、文章中にある表現をそのまま使う必要があります。
今回の場合、該当する二つの言葉は「教育」と「モラル」です。五十音順に並べる場合、「きょういく」が先で、「もらる」が後になります。
したがって、解答を書く際は「教育、モラル」の順番で記入します。国語の抜き出し問題では、意味が合っていても順番や表記が違うと減点される場合があるため注意しましょう。
指示語問題を解く基本的な手順
指示語を見つけたら、まずその直前にある名詞や表現を確認します。多くの場合、指示語は直前または少し前に出てきた内容をまとめて指しています。
例えば、「昔の童話には教訓や道徳的な内容が含まれていました。しかし、この作品にはそれがありません。」という文章なら、「それ」は直前に出てきた「教訓や道徳的な内容」を指します。
ただし、文学作品では筆者が一つ前の文だけではなく、段落全体の内容をまとめて指す場合もあります。そのため、候補を見つけた後に文章全体の意味を確認することが必要です。
「文学のふるさと」を読むときのポイント
「文学のふるさと」のような評論や文学論では、筆者が作品についてどのような特徴を述べているのかを整理しながら読むことが大切です。
今回の文章では、童話には一般的に「教育」や「モラル」が含まれているが、対象となる童話にはそれらが存在しない、という対比がポイントになっています。
つまり、「それ」は単なる一つの物ではなく、筆者が前の部分で挙げた「童話に含まれる特徴」をまとめて受けていると考えることで、正確に答えを導くことができます。
国語の抜き出し問題で失敗しないコツ
抜き出し問題では、自分の言葉に置き換えず、必ず本文中の表現をそのまま使うことが基本です。今回も「教育」「モラル」という本文にある言葉をそのまま抜き出します。
また、「二つ抜き出しなさい」「順番を指定されている」といった条件は必ず確認しましょう。内容が合っていても、指定された形式に従わなければ正解にならないことがあります。
指示語問題は、文章の流れを理解する力を身につけることで安定して解けるようになります。普段から「この言葉は何を受けているのか」を意識して読むことが大切です。
まとめ
文学国語「文学のふるさと」の傍線部②「それ」は、直前に出てくる「教育、モラル、というもの」を指しています。
五十音順に二つ抜き出す場合の答えは「教育、モラル」です。指示語問題では、直前の言葉だけでなく、文章全体の意味を確認することで正確に判断できます。
国語の読解では、指示語が何をまとめているのかを考える習慣をつけることで、抜き出し問題や記述問題にも対応しやすくなります。

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