英語のIt’s like〜は「だからです」と訳せる?意味と自然な日本語訳の考え方を解説

英語

英語の文章を読んでいると、”It’s like〜”という表現が登場することがあります。学校では「まるで〜のようだ」「〜のような感じだ」と習うことが多いため、理由を説明するような日本語訳になっていると疑問に感じる人も少なくありません。

この記事では、”It’s like〜”が持つ本来の意味や、文章の流れによってどのように日本語へ訳されるのかを解説します。直訳と自然な翻訳の違いを理解すると、英語表現のニュアンスがより分かりやすくなります。

It’s like〜の基本的な意味は「〜のようだ」

“It’s like〜”の基本的な意味は、質問にある通り「まるで〜のようだ」「〜みたいな感じだ」です。何かを別のものに例えたり、感覚的な印象を伝えたりするときに使われます。

例えば、”It’s like a dream.”という文章なら、「それは夢のようだ」という意味になります。これは本当に夢であるという意味ではなく、「現実とは思えないほど素晴らしい」という感覚を表しています。

また、会話では”It’s like”が話をつなぐ表現として使われることもあり、「なんというか〜」「〜みたいなもの」というニュアンスになる場合もあります。

例文のIt’s like〜は理由ではなく結果のイメージを説明している

問題の文章では、”When you start appreciating what you have, instead of lamenting what you don’t have, something shifts. It’s like suddenly, what you have multiplies in value.”となっています。

前半部分を直訳すると、「持っていないものを嘆くのではなく、自分が持っているものを大切にし始めると、何かが変化する」となります。

その後に続く”It’s like suddenly, what you have multiplies in value.”は、「それはまるで、突然、自分が持っているものの価値が何倍にもなるような感じです」という意味になります。

なぜ「〜だからです」という翻訳になるのか

日本語訳の「手にしているものの価値が突然高まるように感じるからです」という表現は、英語の構造をそのまま訳したものではありません。翻訳者が文章全体の意味を自然につなげるために意訳したものです。

英語では、前の内容を説明したあとに”It’s like〜”で具体的なイメージや感覚を補足することがあります。この場合、”It’s like〜”は「なぜ変化するのか」という理由を示しているのではなく、「その変化とはどんなものなのか」を説明しています。

つまり、文法的には「だからです」という意味は含まれていません。ただ、日本語として自然につなげるために、「〜だからです」「〜ということです」のような形に変換されることがあります。

直訳すると不自然になる英語表現の例

英語と日本語では、情報の伝え方に違いがあります。英語では例えやイメージを後から追加する表現が多く、日本語では理由や説明としてまとめたほうが自然になる場合があります。

例えば、”I feel like I’m flying.”は直訳すると「私は飛んでいるように感じる」です。しかし状況によっては、「最高の気分だ」「夢のような気分だ」と訳したほうが自然です。

同じように、”It’s like〜”も単語の意味だけを見るのではなく、前後の文章で何を補足しているのかを見ることが重要です。

It’s like〜を理解するポイント

“It’s like〜”を読むときは、「理由を述べている」と決めつけず、「話し手がどんなイメージを伝えようとしているか」を考えると理解しやすくなります。

今回の文章では、「今あるものに感謝すると、持っているものの見え方が変わる。その感覚は、まるで価値が突然増えたようなものだ」という比喩表現になっています。

そのため、”It’s like〜”は「だからです」ではなく、「その状態を例えると〜のような感じです」という役割を持っていると考えるのが自然です。

まとめ|It’s like〜は理由ではなく感覚や例えを伝える表現

“It’s like〜”の基本的な意味は「〜のようだ」「〜みたいな感じ」であり、「だからです」という理由を表す表現ではありません。

今回の英文では、前の文で起きた変化を分かりやすく説明するために、価値が突然高まったように感じるという比喩を加えています。

英語を自然な日本語に訳す場合、単語ごとの意味だけではなく、文章全体の流れや話し手の意図を考えることが大切です。

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