英語学習で悩みやすいポイントの一つが、同じ動詞なのに後ろに動名詞(〜ing)を置く場合と不定詞(to+動詞)を置く場合で意味が変わる表現です。代表的なものとしてremember、stop、tryなどがあります。
これらは単純に丸暗記するしかないと思われがちですが、実は動名詞と不定詞が持つ基本的なイメージを理解すると、ある程度意味の違いを推測できるようになります。この記事では、意味の変化の理由や覚え方、効率的な学習方法について解説します。
動名詞と不定詞で意味が変わる理由を理解する
動名詞と不定詞の違いを理解するには、それぞれが持つ基本的なイメージを知ることが大切です。
動名詞は「実際に行ったこと・経験したこと・行為そのもの」を表す傾向があります。一方、不定詞は「これからすること・目的・未来の行動」を表すことが多いです。
例えば、rememberの場合を考えてみます。
I remember meeting him.(私は彼に会ったことを覚えています)
I remembered to meet him.(私は彼に会うことを忘れずに実行しました)
動名詞のmeetingは「すでに起こった出来事の記憶」、不定詞のto meetは「これからする予定だった行動」を表しています。このように、動名詞=過去・経験、不定詞=未来・予定という考え方を持つと理解しやすくなります。
覚えるべき代表的な動詞と意味の違い
すべての動詞で意味が変わるわけではありませんが、入試や資格試験などでよく出るものは覚えておく必要があります。
代表的な単語には以下のようなものがあります。
| 単語 | 動名詞の場合 | 不定詞の場合 |
|---|---|---|
| remember | 〜したことを覚えている | 忘れずに〜する |
| forget | 〜したことを忘れる | 〜することを忘れる |
| stop | 〜することをやめる | 〜するために立ち止まる |
| try | 試しに〜してみる | 〜しようと努力する |
例えばstopの場合、I stopped smoking.は「私は喫煙をやめた」という意味になります。一方、I stopped to smoke.は「喫煙するために立ち止まった」という意味になります。
この違いは、動名詞が「行動そのもの」、不定詞が「目的」を表していると考えると理解しやすくなります。
意味を推測できる場合と暗記が必要な場合
動名詞と不定詞の意味の違いは、すべてを完全に推測できるわけではありません。しかし、基本的なイメージから判断できるケースは多くあります。
例えば、stopやrememberのように「過去の行動」と「未来の行動」で意味が変わるものは、動名詞と不定詞の性質を理解していれば判断しやすいです。
一方で、mean、regret、go onなどは意味の変化が少し複雑で、文法知識として覚えた方が効率的な場合があります。
英語では例外も多いため、「全部推測しよう」とするよりも、基本ルールを理解した上で重要表現を暗記する方法がおすすめです。
動名詞と不定詞の違いを覚えるおすすめの方法
単語帳のように単純暗記するよりも、例文ごと覚える方が意味の違いを理解しやすくなります。
例えばrememberなら、単語だけを見るのではなく以下のようにセットで覚えます。
I remember locking the door.(ドアに鍵をかけたことを覚えている)
I remembered to lock the door.(ドアに鍵をかけることを忘れなかった)
このように同じ単語で2つの例文を比較すると、動名詞と不定詞の違いが感覚的に身につきます。
また、自分で短い例文を作ることも効果的です。実際に使うことで、単なる知識ではなく英語の感覚として定着します。
テストや入試で迷ったときの判断ポイント
試験中に迷った場合は、「その行動はもう終わったことなのか、それともこれからすることなのか」を考えると判断材料になります。
例えば、過去の経験や記憶について話しているなら動名詞、目的や予定について話しているなら不定詞になる可能性が高くなります。
ただし、最終的には文脈によって判断する必要があります。そのため、普段から例文を多く読み、単語が使われる場面を覚えることが重要です。
まとめ|動名詞と不定詞の違いはイメージ理解+重要表現の暗記が効果的
動名詞と不定詞で意味が変わる単語は、すべてを機械的に暗記する必要はありません。
動名詞は「実際の行動や経験」、不定詞は「未来の行動や目的」という基本イメージを理解すると、多くの表現は意味を推測できます。
ただし、例外的な使い方をする単語もあるため、頻出表現は例文と一緒に覚えることが大切です。意味の理由を理解しながら覚えることで、英作文や長文読解でも応用できる英語力につながります。


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