スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリアを訪れると、多くの人が建物の周囲に立つ巨大なクレーンに目を奪われます。完成間近と報じられることもありますが、なぜ今もクレーンが設置されているのでしょうか。また、将来的にクレーンはなくなるのでしょうか。
サグラダ・ファミリアのクレーンは建設用設備
現在サグラダ・ファミリアの周囲に設置されているクレーンは、建築工事のための設備です。観光用の演出や恒久的な設備ではなく、塔や装飾部分の建設資材を高所へ運搬するために使用されています。
サグラダ・ファミリアは高さ170メートルを超える中央塔を含む巨大建築であり、人力だけでは施工できません。そのため、大型クレーンが不可欠となっています。
完成すればクレーンは撤去される予定
結論から言うと、建設工事が終了すれば現在のクレーンは基本的に撤去される予定です。
クレーンは建物の一部ではなく工事機械であるため、建築作業が不要になれば設置しておく理由がありません。世界中の超高層建築や大規模教会と同様に、完成後は撤去されるのが一般的です。
そのため、将来完成したサグラダ・ファミリアでは、現在見られるような複数の大型クレーンが景観から消える可能性が高いと考えられています。
なぜ100年以上もクレーンがあるイメージなのか
サグラダ・ファミリアは1882年に着工されて以来、非常に長い期間にわたって建設が続いてきました。そのため、多くの人にとって「工事中の教会」という印象が定着しています。
実際には建設技術の進歩に合わせて設備も変化しており、現在の大型クレーンが最初から存在していたわけではありません。
観光客の中には「クレーンもサグラダ・ファミリアの一部なのでは」と感じる人もいますが、あくまで工事を支える仮設設備です。
完成後も工事が続く可能性はある?
建物本体が完成した後も、周辺広場や環境整備、保存修復作業などが行われる可能性があります。
大聖堂のような歴史的建造物では、完成後も維持管理のために一時的な足場や小規模な機械が設置されることがあります。しかし、それは現在見られる大規模な建設クレーンとは性質が異なります。
| 設備 | 完成後の見込み |
|---|---|
| 大型建設クレーン | 撤去予定 |
| 保守用足場 | 必要に応じて設置 |
| 修復工事用機材 | 将来的に使用される可能性あり |
サグラダ・ファミリアの完成が注目される理由
アントニ・ガウディは「私の依頼主は急がない」と語ったと伝えられています。実際に建設は100年以上続いており、世界でも類を見ない長期プロジェクトとなっています。
そのため、多くの観光客にとってクレーンは未完成の象徴でもあります。完成後にクレーンが姿を消したサグラダ・ファミリアは、現在とはまったく異なる景観を見せることでしょう。
まとめ
サグラダ・ファミリアに設置されているクレーンは建設工事のための仮設設備であり、建物の一部ではありません。現在の工事が完了すれば撤去される予定です。長年にわたり工事が続いているためクレーンが風景の一部のように見えますが、本来は完成後にはなくなる存在です。将来、クレーンのないサグラダ・ファミリアを見られる日が、多くの人にとって歴史的な瞬間となるでしょう。


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