英語学習をしていると、「知っている単語なのに意味がわからない」という場面によく遭遇します。その代表例が「She couldn’t make it」です。直訳すると「彼女はそれを作ることができなかった」になりそうですが、実際の英会話ではまったく異なる意味で使われます。この記事では、なぜ「She couldn’t make it」が「彼女は都合がつかなかった」「彼女は来られなかった」という意味になるのかを詳しく解説します。
make itの本来の意味とは
英語の「make」は「作る」という意味で覚えることが多いですが、「make it」という形になると別の意味を持つイディオムになります。
特に会話では「目的地や約束の場所にたどり着く」「参加できる」「間に合う」という意味で使われます。
| 英文 | 意味 |
|---|---|
| I can make it. | 行けます。 |
| Can you make it tomorrow? | 明日都合はつきますか? |
| Sorry, I can’t make it. | すみません、行けません。 |
このため、「make it」を単純に「作る」と訳すと意味が通らなくなります。
She couldn’t make it の正しい意味
「She couldn’t make it」は直訳ではなく、英語表現として理解する必要があります。
意味は「彼女は来られなかった」「彼女は参加できなかった」「彼女は都合がつかなかった」です。
例えば友人との食事会について話している場面なら、次のようになります。
We invited her, but she couldn’t make it.
(彼女も誘ったけれど、都合がつかなくて来られなかった。)
つまり、この文のcouldn’tは能力不足ではなく、予定や事情によって参加できなかったことを表しています。
なぜ「都合がつく・つかない」という訳になるのか
英会話では「make it」が「予定を実現する」「約束の場所に行く」という意味で定着しています。
そのため、「can make it」は「都合がつく」「参加できる」、「can’t make it」は「都合がつかない」「参加できない」と自然に訳されます。
例えば次の会話を見てみましょう。
A: Can you make it to the meeting?
B: Yes, I can make it.
この場合は「会議に参加できますか?」「はい、参加できます」という意味になります。
make it全体で一つの表現として覚えることが重要です。
couldは必ず「できた」と訳すわけではない
英語学習者が混乱しやすいポイントとして、「could=できた」と機械的に訳してしまうことがあります。
実際にはcouldにはさまざまな役割があります。
- canの過去形
- 可能性を表す
- 丁寧な表現
- 状況的に可能だったことを表す
例えば「I could swim when I was five.」なら「5歳のとき泳げた」です。
一方で「She couldn’t make it.」は能力ではなく、予定や事情による不参加を表しています。
そのため「彼女は都合がつかなかった」「彼女は来られなかった」と訳されるのです。
英語学習で大切なのはフレーズ単位で覚えること
英語には単語ごとの意味を足し算するだけでは理解できない表現が数多くあります。
「make it」もその代表例で、「作る」と「それ」を組み合わせても本来の意味にはなりません。
ネイティブは「I can’t make it.」や「Can you make it?」を一つの定型表現として使っています。
そのため、単語単位ではなくフレーズ単位で覚えると理解しやすくなります。
まとめ
「She couldn’t make it」が「彼女は都合がつかなかった」「彼女は来られなかった」と訳されるのは、「make it」が「参加する」「間に合う」「予定を実現する」という意味のイディオムだからです。couldn’tは単純に「できなかった」と訳すのではなく、文脈に応じて自然な日本語に置き換える必要があります。英語では単語ごとの直訳ではなく、フレーズ全体の意味を意識することで理解しやすくなります。


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