半自動溶接のCO2ガス調整方法:高圧・低圧・流量計の使い方解説

工学

半自動溶接で使用するCO2ガスボンベには、高圧ゲージ、低圧ゲージ、流量計の3種類がついたタイプがあります。正しく調整することで溶接品質を安定させ、スパッタや溶接割れの発生を抑えることができます。本記事では、各ゲージの意味と調整手順をわかりやすく解説します。

高圧ゲージの役割と調整

高圧ゲージはボンベ内の圧力を示します。ボンベが十分にガスを保持しているかを確認するためのもので、通常はボンベ交換時にチェックします。

調整の必要は基本的にありませんが、ボンベ接続時に圧力が急激に上昇した場合はレギュレーターで安全に圧力を下げます。

低圧ゲージの役割と調整

低圧ゲージは溶接機側に供給されるガス圧を示します。溶接条件に合わせてレギュレーターのつまみで設定します。

一般的な調整手順。

  • 溶接機のバルブを閉じる
  • レギュレーターのつまみを時計回りに回して低圧ゲージの指示圧まで上げる
  • バルブを開き、溶接中にガス圧が安定しているか確認する

流量計の役割と調整

流量計はCO2ガスの流れる速度(L/min)を示します。溶接に必要なガス量を適正に設定するために使用します。

調整手順。

  • 溶接ワイヤー先端を溶接面に置き、流量計の調整バルブを回す
  • 適正流量は一般的に10〜20 L/min程度(板厚や溶接位置による)
  • 泡やスパッタの発生が少なくなるよう微調整する

調整のポイントと注意点

  • 高圧ゲージはボンベ残量の確認用で調整は不要
  • 低圧ゲージは溶接機に送る圧力を一定に保つ
  • 流量計は溶接時に適正ガス量を確保するため必ずチェック
  • ガス漏れや急激な圧力変動がないかも確認する

まとめ

半自動溶接におけるCO2ガスの調整は、低圧ゲージと流量計がメインです。高圧ゲージはボンベ残量確認用と理解し、低圧ゲージで圧力を設定、流量計でガス流量を適正に調整することで、安定した溶接が可能になります。

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