黄チャートの例題を複数周したにもかかわらず、共通テスト模試で思うような点数が取れないという悩みは珍しくありません。特に記述模試では高得点を取れているのに、共通テスト形式になると点数が下がるケースはよく見られます。この記事では、その原因と今後の学習方針について解説します。
記述模試で高得点なのに共通テストで点数が下がる理由
記述模試と共通テストでは求められる能力が一部異なります。
記述模試では解法を知っているか、計算を正確に行えるかが重視されます。一方、共通テストでは長い問題文や資料を読み取り、短時間で情報を整理する力も必要です。
記述模試で偏差値73を取れているなら、数学の基礎学力そのものは十分に備わっている可能性が高いです。
共通テスト形式に慣れていない可能性は高い
解き直しをすると解ける問題が多かったという点は重要なヒントです。
知識不足や理解不足なら解き直しでも苦戦します。しかし解き直しで解ける場合は、時間配分や問題文の読み取り、設問誘導の利用が上手くできていない可能性があります。
特に共通テストは「問題の意味を理解する速度」が得点に大きく影響します。
| 原因 | 特徴 |
|---|---|
| 知識不足 | 解き直しでも解けない |
| 形式慣れ不足 | 解き直すと解ける |
| 時間不足 | 後半が未着手になる |
| 読解不足 | 問題の意図を誤解する |
黄チャートの例題だけで十分なのか
例題を2周したこと自体は非常に良い学習です。しかし共通テスト対策としては例題だけでは不足することがあります。
例題は典型解法を学ぶ教材ですが、共通テストでは複数の知識を組み合わせて考える問題が多く出題されます。
そのためExerciseや章末問題も解き、少し応用的な問題に触れる価値は十分あります。
ただし現時点の目標が6割なら、難問演習よりも共通テスト形式への適応を優先した方が効率的です。
6割を目指すなら共通テスト演習を増やそう
黄チャート学習と並行して、共通テスト形式の問題集や過去問に取り組むことが大切です。
特に以下の練習が有効です。
- 時間を測って解く
- 問題文を読む時間も意識する
- 誘導を利用して解く練習をする
- 解き直しで思考過程を確認する
共通テストは知識量だけでなく処理速度も問われる試験だからです。
おすすめの解き直し方法
単に答えを確認するだけではなく、「なぜ本番で解けなかったのか」を分析しましょう。
例えば「計算ミス」「条件の読み落とし」「時間不足」「公式を忘れた」など原因を書き出します。
原因が見えると対策も明確になります。
実際に45点から60点前後への伸びは、知識強化よりもミス削減と形式慣れで達成できるケースが少なくありません。
目標6割なら今の段階で悲観しなくてよい
6月の模試で45点程度でも、記述模試で8割取れているなら十分に伸びる余地があります。
数学の基礎力は既にある程度身についているため、今後は共通テスト特有の出題形式への対応力を鍛える段階です。
実際、多くの受験生が秋以降の演習で10点から20点ほど伸ばしています。
まとめ
黄チャートの例題を2周して記述模試で高得点を取れているなら、数学力そのものは大きな問題ではない可能性があります。共通テスト模試で45点だった原因は、知識不足よりも形式慣れや時間配分、読解力の問題であることが考えられます。今後はExerciseや章末問題で応用力を補強しながら、共通テスト形式の演習を増やしていきましょう。目標が6割であれば、現状から十分に到達可能な位置にいると考えられます。


コメント