中国語を学んでいると、『あれ』を意味する単語として『那』や『它』が出てきて混乱することがあります。
本記事では、『那』と『它』の違い、書き言葉と話し言葉での使い分け、そして実際に使う際の注意点をわかりやすく解説します。
『那』の基本的な意味と使い方
『那』は基本的に指示代名詞として使われ、「あれ」「その」といった意味になります。
例:
- 那是我的书。
あれは私の本です。 - 我喜欢那个人。
私はあの人が好きです。
『那』は人や物の両方に使えるのが特徴で、口語・書き言葉どちらでも広く使われます。
『它』の基本的な意味と使い方
『它』は主に物や動物を指す第三者の単数形の代名詞です。
例:
- 它是我的狗。
それは私の犬です。 - 我看了它。
私はそれを見ました。
人を指す場合には通常『他(男性)』『她(女性)』を使います。
『它』は書き言葉・正式な文章で使われることが多く、話し言葉では『那个』や『这』などが好まれる傾向があります。
書き言葉と話し言葉での違い
口語では『那』がよく使われ、『它』は文章での指示代名詞として使われます。
例:
- 口語: 那个我昨天买的书很有趣。
あの昨日買った本は面白い。 - 書き言葉: 它的内容非常丰富。
それ(本)の内容は非常に豊富です。
『那』と『它』は併用できるのか?
物を指す場合、文脈によっては『那』でも『它』でも意味は通じます。ただし、ニュアンスや文章の形式によって適切な選択が変わります。
例:
- 那是我的电脑。
あれは私のパソコンです。(口語・話し言葉) - 它是我的电脑。
それは私のパソコンです。(書き言葉・文章)
要するに、口語では『那』、文章では『它』を使うと自然です。
まとめ
・『那』は口語・書き言葉ともに使える「あれ」「その」
・『它』は主に物や動物を指す書き言葉向きの指示代名詞
・人を指す場合は『他』『她』を使用
・物を指すとき、文脈や口語・書き言葉で使い分けると自然
このように、『那』と『它』は使い分けのルールを理解すれば、混乱せずに正しく使えるようになります。


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