英語の文法でつまずきやすい単元の一つが「受動態」と「能動態」の書き換えです。
特に学校の問題では、「この文を受動態にしなさい」「能動態に直しなさい」と出題されることが多く、主語や動詞の位置が混乱しやすいポイントでもあります。
しかし、基本のルールさえ理解できれば、受動態と能動態の変換はそこまで難しくありません。
この記事では、実際の例文を使いながら、受動態・能動態の作り方をわかりやすく解説します。
受動態とは?
受動態とは、「〜される」という意味を表す文です。
基本形は以下になります。
be動詞 + 過去分詞
例えば、
Bob wrote this short message.
という能動態は、
This short message was written by Bob.
という受動態になります。
「Bobが書いた」ではなく、「このメッセージがBobによって書かれた」という形へ変わっています。
受動態への書き換え問題
まずは問題文を受動態へ直してみます。
| 能動態 | 受動態 |
|---|---|
| Bob wrote this short message. | This short message was written by Bob. |
| I finished Chapter 4. | Chapter 4 was finished by me. |
| They saw the Milky Way in the sky. | The Milky Way was seen in the sky by them. |
| Bell invented the telephone. | The telephone was invented by Bell. |
| In order to do that we need more money. | In order to do that more money is needed by us. |
5番は少し不自然ですが、文法的には受動態へできます。
ただし実際の英語では、「We need more money.」のまま使われることが多いです。
能動態とは?
能動態は、「誰が〜した」という普通の文章です。
例えば、
The vase was broken by Tom.
なら、
Tom broke the vase.
と書き換えられます。
つまり、by の後ろにある人が主語になります。
能動態への書き換え問題
次に、受動態を能動態へ直してみます。
| 受動態 | 能動態 |
|---|---|
| Who was the vase broken by? | Who broke the vase? |
| This dish was not cooked by my mother. | My mother did not cook this dish. |
| Was this dish cooked by your father? | Did your father cook this dish? |
| German is not taught in our high school. | They do not teach German in our high school. |
| How is this word spelled? | How do you spell this word? |
4番や5番では、by〜 が省略されています。
この場合、能動態では「they」や「you」など一般的な主語を使うことが多いです。
受動態と能動態を書き換えるコツ
受動態と能動態の変換には、いくつかコツがあります。
目的語を主語へ移動する
能動態では目的語だったものが、受動態では主語になります。
例えば、
Bell invented the telephone.
では、「the telephone」が目的語です。
受動態では、
The telephone was invented by Bell.
となり、「the telephone」が主語になります。
動詞は過去分詞に変える
write → written、invent → invented のように、動詞は過去分詞形へ変わります。
不規則変化は特に覚える必要があります。
by の後ろが行動した人
受動態では、「誰によって〜されたか」を by で表します。
能動態へ戻す時は、by の後ろを主語へ持ってきます。
なぜ受動態を使うのか
英語では、「誰がしたか」より「何がされたか」を強調したい時に受動態を使います。
例えばニュースでは、
The window was broken.
のように、「窓が壊された」という事実を重視します。
誰が壊したか分からない場合にも便利です。
そのため、学校英語だけでなく、実際の英文でも受動態は頻繁に使われています。
まとめ
受動態は「be動詞 + 過去分詞」で作り、「〜される」という意味になります。
能動態との書き換えでは、目的語を主語へ移動し、動詞を過去分詞へ変えるのが基本です。
また、by の後ろにある人物が、能動態では主語になります。
最初は混乱しやすい単元ですが、例文を繰り返し書き換えることで自然と慣れていきます。


コメント