「この世って生きづらい」「この世の終わりみたい」「この世に存在しない」など、日本語には「この世」という表現がよく登場します。
では、この「この世」は英語でそのまま「This world」と訳せるのでしょうか。
実は、「この世」は文脈によって英語表現がかなり変わります。直訳できる場合もありますが、不自然になるケースも少なくありません。
この記事では、「この世」の英語表現や、「This world」が自然に使える場面、ネイティブがよく使う言い換えについてわかりやすく解説します。
「この世」は直訳すると「this world」
まず、「この世」を単純に直訳すると、確かに「this world」になります。
例えば、
- この世には不思議なことが多い
- この世のすべて
などは、「this world」を使って表現できる場合があります。
例文。
There are many mysterious things in this world.
(この世には不思議なことが多い)
このように、「世界」「世の中」という意味であれば、「this world」は自然です。
ただし英語では「this world」を多用しない
一方で、日本語の「この世」はかなり幅広い意味を持っています。
例えば、
- 現実世界
- 人間社会
- 生きている世界
- 人生そのもの
など、抽象的なニュアンスを含むことがあります。
しかし英語では、日本語ほど「this world」を頻繁には使いません。
そのため、日本語をそのまま直訳すると少し大げさに聞こえたり、不自然になることがあります。
ネイティブがよく使う言い換え表現
英語では、文脈に応じて別の表現を使うことが多いです。
| 日本語 | 自然な英語 |
|---|---|
| この世は厳しい | Life is hard. |
| この世の終わり | The end of the world. |
| この世に存在しない | Doesn’t exist in the real world. |
| この世のものとは思えない | Out of this world. |
特に「Life(人生)」や「the world(世の中)」が使われることが多く、日本語の「この世」をそのまま訳さないケースも非常に多いです。
「この世」と「あの世」の対比では「this world」が自然
一方で、「この世」と「あの世」を対比する場面では、「this world」がかなり自然になります。
例えば、
- この世とあの世
- 現世と来世
- 生者の世界
といった宗教的・哲学的な文脈です。
例文。
He has left this world.
(彼はこの世を去った)
この場合の「this world」は、「生きている世界」という意味を持ちます。
そのため、小説や映画、宗教的な話題では比較的よく使われます。
「out of this world」は有名な英語表現
「this world」を使った有名な表現として、
out of this world
があります。
これは直訳すると「この世の外」ですが、実際には、
- 最高に素晴らしい
- 信じられないほど良い
- 別次元レベル
という意味で使われます。
例えば、
This cake is out of this world.
(このケーキは信じられないくらい美味しい)
というように使います。
英語では、「this world」は比喩的表現でも使われることがあるのです。
翻訳では「意味」を優先したほうが自然
日本語と英語では、言葉の感覚がかなり異なります。
そのため、「この世」を毎回「this world」と直訳するよりも、
- 人生
- 社会
- 現実
- 世界
のどの意味なのかを考えて訳すほうが自然な英語になります。
特に英会話では、「Life」や「the world」を使ったほうがネイティブらしい表現になるケースが多いでしょう。
まとめ
「この世」は英語で直訳すると「this world」ですが、実際には文脈によってさまざまな表現に訳されます。
宗教的・哲学的な意味では「this world」が自然ですが、日常会話では「life」や「the world」など別の表現になることも多いです。
英語では直訳よりも、“何を伝えたいか”を重視して表現を選ぶことが自然な翻訳につながります。


コメント