夜空を見ていると、特定の星だけが強くチカチカ点滅して見えることがあります。
「飛行機かな?」と思っても、位置がほとんど動かないため、不思議に感じる人は少なくありません。
実は、夜空で強く点滅して見える星の多くは、本当に星や惑星です。そして、その“チカチカ”には大気の状態が大きく関係しています。
この記事では、夜11時ごろに見える点滅する星の正体や、飛行機との見分け方、なぜ強く点滅して見えるのかをわかりやすく解説します。
星がチカチカ見えるのはなぜ?
星が点滅しているように見える現象は、「シンチレーション」と呼ばれます。
星の光は宇宙からまっすぐ届いていますが、地球の大気を通過する際に。
- 空気のゆらぎ
- 温度差
- 湿度変化
などの影響を受けます。
その結果、光が屈折して、明るさや色が細かく変化します。
つまり、星自体が点滅しているのではなく、大気によってそう見えているのです。
特に明るい星ほど目立つ
肉眼で「やたらチカチカする」と感じる星は、多くの場合かなり明るい天体です。
例えば。
- シリウス
- ベガ
- 木星
- 金星
などは非常に目立ちます。
特にシリウスは、冬の夜空で強烈に点滅して見えることで有名です。
青・赤・白と色が変わるように見えることもあります。
飛行機との違いは?
飛行機にも点滅灯がありますが、星とは見え方がかなり異なります。
| 特徴 | 星 | 飛行機 |
|---|---|---|
| 位置 | ほぼ動かない | ゆっくり移動する |
| 点滅 | 細かく不規則 | 一定間隔 |
| 色 | 自然に変化 | 赤・緑・白の灯火 |
| 持続時間 | 長時間同じ位置 | 数分で移動 |
質問のように「移動していない」なら、飛行機ではなく恒星や惑星の可能性が高いです。
なぜ2つだけ目立って見えるのか
夜空には無数の星がありますが、その中で特に明るい星だけが強く点滅して見えることがあります。
また、地平線に近い星ほど大気を長く通過するため、チカチカが激しくなります。
例えば冬の夜なら。
- シリウス
- プロキオン
- オリオン座周辺の星
が非常に目立ちます。
夏なら。
- ベガ
- アルタイル
- アンタレス
などが候補になります。
夜11時ごろは季節によって見える星が変わるため、「どの方向に見えたか」で候補も変わります。
惑星はあまり点滅しない
実は、惑星は恒星よりチカチカしにくい特徴があります。
理由は、惑星は点ではなく面として光って見えるためです。
そのため。
- 木星
- 金星
- 土星
などは、比較的安定した光に見えます。
逆に、強烈にチカチカする場合は恒星の可能性が高くなります。
人工衛星との違い
最近は人工衛星やスターリンク衛星もよく見えます。
ただし人工衛星は。
- 一定速度で移動する
- 点滅しないことが多い
- 数分で見えなくなる
という特徴があります。
位置が変わらないなら、やはり恒星の可能性が高いです。
スマホアプリで簡単に確認できる
最近は星座アプリを使うと、夜空にスマホを向けるだけで星の名前が分かります。
代表的なものでは。
- Sky Map
- Star Walk
- Sky Guide
などがあります。
「あのチカチカしている星は何だろう?」という時に非常に便利です。
まとめ
夜空で強くチカチカ点滅している星は、多くの場合。
- 明るい恒星
- 大気のゆらぎによるシンチレーション
によって起きています。
特に。
- 位置が動かない
- 不規則に光る
- 色が変わって見える
場合は、飛行機ではなく星の可能性が高いです。
季節や時間によって見える星は変わりますが、冬ならシリウス、夏ならベガなどが特に目立ちます。
夜空を観察するときは、星座アプリを使うとさらに楽しめます。


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