英語を勉強していると、「promise にはなぜ所有格が付くのだろう?」と疑問に感じることがあります。
特に、「約束」は本来2人以上の間で交わされるものなのに、「his promise」「my promise」はよく見る一方で、「our promise」「their promise」はあまり見かけません。
例えば、「父が私との約束を破った」という文では「He broke his promise to me」と表現されます。
この記事では、英語の名詞「promise」に付く所有格が何を表しているのか、日本語との感覚の違いも含めて分かりやすく解説します。
「his promise」の所有格は“約束した人”を表す
英語の「promise」に付く所有格は、多くの場合、その約束をした人を表します。
つまり、「his promise」は「彼がした約束」という意味です。
例えば。
- He broke his promise.
- She kept her promise.
- I remember your promise.
これらはすべて、「誰が約束したのか」に焦点があります。
日本語だと「私との約束」「父との約束」と言うため、関係性に注目しやすいですが、英語では「約束をした主体」が所有格になりやすいのです。
なぜ「our promise」はあまり見かけないのか
もちろん、「our promise」や「their promise」という表現自体は存在します。
ただし、日常会話では「誰か一人が約束した」という状況が多いため、「his」「her」「my」がよく使われます。
例えば。
- We made a promise.(私たちは約束した)
- Our promise still matters.(私たちの約束は今でも大切だ)
このように、複数人が共同で交わした約束を一つのものとして扱う場合には、「our promise」も自然です。
ただ、英語では「promise」は「約束という行為」に近い感覚もあるため、「約束した本人」を中心に表現されやすい特徴があります。
「約束の相手」は to や with で表現される
英語では、「誰と約束したか」は所有格ではなく、前置詞で補うことが多いです。
| 英文 | 意味 |
|---|---|
| He made a promise to me. | 彼は私に約束した |
| He broke his promise to me. | 彼は私との約束を破った |
| I made a promise with my friend. | 友達と約束した |
つまり、英語では。
- 所有格 → 約束した人
- to / with → 約束の相手
という役割分担があるのです。
「所有格=持ち主」とは限らない
英語の所有格は、「持ち物」だけを表すわけではありません。
例えば。
- his idea(彼の考え)
- her decision(彼女の決定)
- my mistake(私のミス)
これらは「所有」よりも、「その人が生み出したもの」「その人に関係するもの」という感覚です。
「his promise」も同じで、「彼がした約束」という意味になります。
日本語との感覚の違いが混乱の原因
日本語では、「父との約束」「友達との約束」のように、“誰との約束か”を重視する表現が多いです。
しかし英語では、「誰が約束したか」がまず重要になります。
そのため、「his promise to me」という形になりやすいのです。
ここでの「his」は、「約束の所有者」というより、「約束を発した主体」と考えると理解しやすくなります。
実際によく使われる表現
英語では次のような表現が非常によく使われます。
- keep a promise(約束を守る)
- break a promise(約束を破る)
- make a promise(約束する)
- promise oneself(自分に誓う)
例えば。
My father broke his promise to quit smoking.
この場合、「父がした約束」を表しているため、「his promise」が自然になります。
まとめ
英語の「promise」に付く所有格は、多くの場合「約束をした人」を表しています。
そのため、「his promise」は「彼がした約束」という意味になり、「約束の相手」は to や with を使って補足されます。
また、「our promise」や「their promise」も間違いではありませんが、日常英語では「誰が約束したか」を個人単位で表現する場面が多いため、「his」「her」「my」が頻繁に使われます。
英語の所有格は「持ち物」だけではなく、「その人に関係する行為や考え」を表せるという点を意識すると、理解しやすくなります。


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