TOEIC対策を始めると、多くの人がまず単語帳として「金のフレーズ(通称:金フレ)」や「銀のフレーズ(銀フレ)」を手に取ります。実際、TOEIC頻出単語を効率よく学べる定番教材として非常に人気があります。
一方で、勉強を進めるうちに「熟語や句動詞は別で勉強した方がいいのでは?」と感じる人も少なくありません。
この記事では、TOEICで熟語学習がどれほど重要なのか、金フレ・銀フレだけで十分なのか、さらにおすすめの熟語教材について詳しく解説します。
TOEICは“単語力”だけでは伸びにくい
TOEICでは単語力が重要なのは間違いありません。
ただし、一定以上のスコアを目指す場合、「熟語」「句動詞」「コロケーション(自然な語の組み合わせ)」の理解がかなり重要になります。
例えば以下のような表現です。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| look forward to | 〜を楽しみにする |
| be responsible for | 〜の責任がある |
| fill out | 記入する |
| in charge of | 〜担当である |
単語単体では意味が分かっても、熟語になると意味が変わるケースが非常に多いです。
金フレ・銀フレだけで熟語はカバーできる?
結論から言うと、金フレ・銀フレにも熟語は含まれています。
ただし、“完全にカバーできる”わけではありません。
金フレ・銀フレの特徴
- 頻出単語中心
- 一部熟語も掲載
- 短時間で回転しやすい
- TOEIC特化で効率重視
つまり、「TOEICに必要な最低限の熟語」は入っていますが、熟語専用教材ほど網羅的ではありません。
特に600点後半〜800点以上を目指す場合は、熟語力がスコア差として出やすくなります。
熟語を勉強するとPart5とPart7が安定する
熟語学習の恩恵が大きいのは、Part5とPart7です。
Part5では、語法問題や前置詞問題で熟語知識が必要になります。
例えば、次のような問題です。
be interested in / comply with / apply for
これらは単語単体で覚えるより、“セット”で覚えた方が圧倒的に速く解けます。
またPart7でも、熟語を瞬時に理解できると読解スピードがかなり変わります。
TOEIC対策でおすすめの熟語本
熟語学習を追加したい場合、以下の教材が特に人気です。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金の熟語
金フレシリーズとの相性が非常に良い一冊です。
- TOEIC頻出熟語に特化
- サイズが小さく持ち運びやすい
- 例文が実践的
- スコアアップに直結しやすい
「金フレを使う予定」という人には最も自然につながる教材です。
TOEIC L&R TEST 英単語 スピードマスター 熟語編
熟語を体系的に学びたい人向けです。
ビジネス表現や前置詞感覚も整理されているため、700点以上を狙う人に人気があります。
DUO 3.0
TOEIC専用ではありませんが、熟語・構文・例文をまとめて覚えたい人には定番です。
ただし情報量が多いため、初心者には少し重く感じることがあります。
まずは金フレ・銀フレ優先でも問題ない
一方で、TOEIC初心者の場合は、いきなり熟語帳を増やしすぎない方が良いケースもあります。
特に500点未満〜600点前後なら、まず金フレ・銀フレをしっかり回すだけでもかなり伸びます。
単語が定着していない状態で熟語帳を増やすと、逆に学習が散らかることもあります。
熟語は“暗記”より“例文”で覚える
熟語学習で大切なのは、「単体暗記」よりも「文脈理解」です。
例えば、take overだけを覚えるより、
“She will take over the project next month.”
のように例文ごと覚えた方が実践で使いやすくなります。
TOEICはビジネス文脈が多いため、実際の使用場面と一緒に覚えるのが効果的です。
おすすめの勉強順
| 段階 | おすすめ教材 |
|---|---|
| 初心者 | 銀フレ |
| 500〜700点 | 金フレ+公式問題集 |
| 700点以上 | 金の熟語追加 |
この順番にすると、無理なく語彙力と熟語力を伸ばしやすくなります。
まとめ
TOEICでは単語力が重要ですが、一定以上のスコアになると熟語力がかなり大切になります。
金フレ・銀フレにも熟語は含まれていますが、完全網羅ではないため、必要に応じて熟語帳を追加すると効果的です。
特におすすめされやすいのは「金の熟語」で、金フレとの相性も良く、TOEIC頻出表現を効率的に学べます。
ただし、最初から教材を増やしすぎる必要はありません。まずは金フレ・銀フレをしっかり回し、その後に熟語学習を追加する流れでも十分スコアアップは可能です。


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