直流機では、回転する導体に磁束が作用することで逆起電力(E)が発生します。式 E = p ω φ はその関係を簡潔に表したものです。本記事では、この式がなぜ成り立つのか、各項の意味とともに解説します。
1. 逆起電力とは何か
逆起電力とは、直流機の回転子が回転することでコイルに誘起される電圧のことです。負荷に流れる電流とは逆向きに作用するため「逆」と呼ばれます。
2. 式の各項の意味
式 E = p ω φ の意味を整理します。
- p:磁極数/2(直流機の極数)
- ω:回転子の角速度(rad/s)
- φ:1極あたりの磁束量
つまり、1秒あたりに磁束がカットされる回数や量に応じて、誘起電圧が決まることを示しています。
3. なぜ式が成り立つのか
ファラデーの電磁誘導の法則によれば、誘起電圧は磁束の時間変化に比例します。回転子が ω の角速度で回ると、1秒あたりに p 極分だけ磁束が通過し、1極あたり φ の磁束があるため、合計の誘起電圧は E = p ω φ となります。
4. まとめ
直流機における E = p ω φ は、磁極数・回転速度・磁束量に応じて逆起電力が生じることを示す基本式です。各項の物理的意味を理解することで、直流機の挙動や制御の理解が深まります。


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