高校数学でよく出るΣ記号(シグマ)の公式、特に∑k=1^n k = ½n(n+1)は便利ですが、項に係数がついた場合や倍数の項がある場合、どのnを当てはめるか迷うことがあります。ここではその考え方を解説します。
係数付きの項(∑2kや∑3k)の考え方
まず、∑2kのような場合は次のように扱います。
∑_{k=1}^{n} 2k = 2 ∑_{k=1}^{n} k = 2 × ½ n(n+1) = n(n+1)
つまり、係数は公式の外に出してかけるだけで、nは元のkの上限にそのまま対応します。
倍数のステップがある場合(例:∑2,4,6,…)
項が2ずつ増える場合、例えば∑_{k=1}^{m} 2k = 2 + 4 + 6 + … + 2m の場合は、mを上限として公式に当てはめます。一般式は。
∑_{k=1}^{m} 2k = 2 ∑_{k=1}^{m} k = m(m+1)
ポイントは、項の数(ここではm)を公式のnに対応させることです。
係数3以上の項も同様
∑3k = 3 + 6 + 9 + … + 3m も同様に、係数3は外に出し、項の数mを公式に当てはめます。
∑_{k=1}^{m} 3k = 3 ∑_{k=1}^{m} k = 3 × ½ m(m+1)
まとめ
要点は次の通りです。
- 係数付きの項は公式の外に出して掛ける
- 公式に当てはめるnは、項の数に対応させる
- 項が1から始まらない場合や特定の値から始まる場合は、インデックスを調整して公式を使用
この方法を覚えておけば、∑2kや∑3kなどの倍数の項にも公式を正しく使うことができます。


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