防爆工場の耐火処理:貫通部開口部の施工方法と認定充填材の使用

工学

防爆工場での耐火処理は、安全性と防爆性能を確保する上で重要です。特に、防火区画の壁貫通部に設置されていたプルボックスを撤去した後の開口部の仕舞い処理は、認定品を用いることが求められます。ここでは施工方法のポイントと選択肢について解説します。

認定防爆貫通部充填材の使用

客先指示に従い、まず第一に認定された防爆貫通部充填材を使用することが推奨されます。これらは耐火性能と防爆性能が確認されており、規格に沿った施工を行うことで安全性が保証されます。

施工時は、充填材の施工マニュアルに従い、充填量や充填圧、養生時間を守ることが重要です。

耐火ウレタンフォーム吹付の適用可否

耐火ウレタンフォームは一部の耐火補強として使用可能ですが、防爆性能が認証されていない場合は、単独で使用することは避けるべきです。防爆区画の開口部には、必ず認定充填材を用いる必要があります。

ウレタンフォームは補助的な充填や隙間調整として用いることは可能ですが、防爆区画としての主要性能確保はできません。

両側鉄板での塞ぎについて

両側に鉄板を設置する方法も、耐火性を高める補助手段として有効ですが、防爆性能の保証は別途必要です。鉄板のみでは爆発圧力やガス侵入を完全に防ぐことはできないため、認定充填材との併用が基本です。

鉄板を用いる場合は、充填材の固定や補強として利用し、壁貫通部の完全封止を確保します。

施工時の注意点

施工前には、プルボックス撤去後の開口部寸法を確認し、充填材が適切に密着するように下地処理を行います。また、養生中の温度や湿度条件を守ることも性能維持に不可欠です。

施工後は、充填部の外観や隙間を確認し、必要に応じて追加充填や補強を行います。

まとめ

防爆工場の壁貫通部開口部の仕舞い処理では、まず認定防爆貫通部充填材を使用することが基本です。耐火ウレタンフォームや両側鉄板は補助的手段として活用可能ですが、防爆性能を単独で保証するものではありません。

施工手順や養生条件を守ることで、耐火性と防爆性を確保し、安全な工場運用を維持することができます。

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