OKUMA(オークマ)のマシニングセンタを使用している現場では、NCプログラムの自動化や加工効率向上のために、IF文や繰り返し処理の機能について疑問を持つことがあります。特に、以前の機種では使用できなかった命令が新しい制御装置では追加されている場合があり、現場で混乱することもあります。
マシニングセンタのNCプログラムでは、制御装置の種類やオプション、仕様によって使用できるマクロ機能が異なります。そのため、同じOKUMA製の機械でも利用できる命令に違いが出ることがあります。
この記事では、OKUMAのNC装置におけるIF分岐、WHILE(ワイル)文、DOループなどの繰り返し処理について、対応状況や確認方法を分かりやすく解説します。
OKUMAのマシニングセンタで使われるIF分岐命令とは
IF分岐命令とは、設定した条件によって処理を変えるためのプログラム機能です。加工条件や変数の値を判断して、必要な処理だけを実行するといった使い方ができます。
例えば、工具番号や加工回数を変数で管理している場合、「指定した回数になったら次の工程へ移る」といった制御が可能になります。
OKUMAのNC装置では、対話的な操作性を重視したOSP制御が採用されており、一般的なFANUC系マクロとは記述方法が異なる場合があります。そのため、同じような機能でも命令形式が違うことがあります。
WHILE文(ワイル文)とは何か?
WHILE文とは、条件が成立している間、同じ処理を繰り返すための命令です。プログラムを短くまとめたり、同じ加工を一定回数繰り返したりするときに利用されます。
例えば、穴加工を一定間隔で繰り返す場合、穴ごとに同じプログラムを書くのではなく、WHILE文と変数を利用することで効率的なプログラムを作成できます。
FANUCのマクロプログラムではWHILE〜DO〜END形式がよく知られていますが、OKUMAでは制御装置の世代や仕様によって対応する命令や書式が異なります。
OKUMAの新しいマシニングセンタではWHILEやDOは使えるのか
OKUMAの新しいNC装置でも、繰り返し処理に関する機能は進化しています。ただし、FANUCで一般的な「WHILE」「DO」という名称や書式が、そのまま利用できるとは限りません。
OKUMAではOSP-Pシリーズなどの制御装置が採用されており、マクロ機能や変数演算、条件分岐などを利用した高度なプログラム作成が可能です。
そのため、「昔の機械にはWHILEがなかったが、新しい機械にはある」という話は、実際には新しい制御装置で追加された機能や、別形式の繰り返し命令をWHILEと呼んでいる可能性があります。
同じOKUMAでも使える命令が違う理由
NCプログラムの機能は、機械本体ではなく搭載されているNC制御装置の仕様に大きく左右されます。同じOKUMAのマシニングセンタでも、製造年やOSPのバージョンによって利用できる機能が異なる場合があります。
例えば、古いOSP制御では基本的な固定サイクルや条件分岐は利用できても、高度なマクロ機能が限定されている場合があります。一方、新しいOSP制御では変数演算や複雑な制御が可能になっています。
また、購入時のオプション設定によってマクロ機能が有効になっているかどうかも変わります。機能の有無を確認する場合は、機械の取扱説明書やOSP仕様書を確認することが確実です。
OKUMAで繰り返し加工を行う場合の考え方
OKUMAのマシニングセンタで同じ加工を繰り返す場合、必ずしもWHILE文を使用する必要はありません。固定サイクルやサブプログラム機能など、目的に合わせた方法があります。
例えば、同じ形状のポケット加工を複数回行う場合は、サブプログラム化することで管理しやすくなります。また、変数を使った加工条件変更ではマクロ機能が便利です。
重要なのは、特定の命令を使うことではなく、機械や制御装置に合った安全で管理しやすいプログラムを作成することです。
使用中のOKUMA機で確認する方法
現在使用しているOKUMAのマシニングセンタでWHILE文などの機能が使えるか確認する場合は、まずNC装置の型式を確認します。
OSP制御の場合、操作盤の仕様表示や機械の取扱説明書から対応しているプログラム機能を確認できます。
また、メーカーや販売代理店へ問い合わせる場合は、機械型式だけでなくOSPの型式やソフトウェアバージョンを伝えると、より正確な回答を得られます。
まとめ
OKUMAのマシニングセンタでは、IF分岐などの条件制御機能が利用できますが、WHILEやDOといった命令については制御装置の種類や世代によって対応状況が異なります。
新しいOKUMA機で繰り返し処理が可能になっているケースはありますが、FANUC系で使われるWHILE文と同じ形式とは限りません。
使用できるプログラム機能を正確に知るには、搭載されているOSPの型式やオプションを確認することが重要です。NCプログラムの効率化を行う場合は、機械ごとの仕様を理解したうえで最適な方法を選択するとよいでしょう。


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