英語の音読を始めたばかりの頃は、「英文を読むときに日本語訳を頭に浮かべていいのか」「英語を英語のまま理解するべきなのか」と迷う人が多くいます。特に長い英文や構文が複雑な文章では、どのくらいの単位で意味を取ればいいのか悩みやすいポイントです。
この記事では、初心者が英語音読をするときの日本語の使い方や、英語を英語のまま理解できるようになるまでの段階的な学習方法について解説します。
初心者の英語音読では日本語訳を使っても問題ない
英語学習の初期段階では、日本語訳を頭に浮かべながら音読することは悪い方法ではありません。むしろ英文の意味や文構造を理解するためには、日本語を利用することが必要な時期もあります。
例えば「It wasn’t until recently that scientists began figuring out what causes savant syndrome.」という文章を読む場合、最初から英語だけで理解するのは初心者には難しいです。
まずは「最近になるまで、科学者たちはサヴァン症候群の原因が何なのかを解明し始めることはなかった」という意味を理解し、英文の仕組みを把握することが大切です。
一語ずつ日本語に変換する読み方から卒業する
ただし、英語音読で注意したいのは、英文を一語ずつ日本語に変換する癖を長期間続けないことです。
例えば「scientists=科学者」「began=始めた」「figuring out=解明する」というように、単語ごとに日本語を当てはめていると、英文を読むスピードが上がりにくくなります。
英語は日本語と語順が違うため、最終的には意味のまとまり(チャンク)ごとに理解する力を身につける必要があります。
初心者におすすめなのは意味のかたまりで理解する方法
英語音読では、最初は細かく確認しても構いませんが、慣れてきたら文章を意味のかたまりで捉える練習がおすすめです。
先ほどの英文なら、「It wasn’t until recently that」「scientists began figuring out」「what causes savant syndrome」というようなまとまりで理解します。
頭の中では「最近までそうではなかった→科学者が解明し始めた→何が原因なのかを」という流れで処理します。日本語を使う場合も、単語単位ではなく英文の流れに合わせた自然な意味で捉えることが重要です。
英語を英語のまま理解する力は段階的に身につく
英語学習では、いきなり英語を英語のまま理解できるようになるわけではありません。多くの場合、以下のような段階を経て理解速度が上がっていきます。
| 段階 | 理解方法 |
|---|---|
| 初心者 | 英文を日本語で確認しながら意味を理解する |
| 中級者 | 英語の語順のまま意味のまとまりで理解する |
| 上級者 | 英語を聞いた瞬間にイメージや意味で理解する |
例えば「apple」という単語を見たとき、初心者は「apple=りんご」と日本語に変換します。しかし慣れてくると、赤い果物のイメージが直接浮かび、日本語を介さなくなります。
英文全体でも同じで、最初は日本語を使いながら理解し、徐々に英語の音や語順と意味が直接結びつくようになります。
音読で効果を高める具体的な練習方法
初心者の場合は、まず英文の意味を正確に理解してから音読することが大切です。意味が分からない文章を何度も読むだけでは、発音練習にはなっても読解力向上にはつながりにくくなります。
おすすめの流れは、最初に英文と日本語訳を確認する、その後に英文の構造を理解する、最後に意味を思い浮かべながら何度も音読するという方法です。
例えば「scientists began figuring out what causes savant syndrome」という部分なら、「科学者が原因を解明し始めた」という意味のまとまりを意識しながら声に出します。繰り返すことで、英語の語順に慣れていきます。
まとめ|英語音読では日本語を使いながら徐々に英語脳へ移行する
英語音読の初心者が日本語訳を使うことは問題ありません。むしろ最初の段階では、英文の意味や構造を理解するために必要な作業です。
ただし、一語ずつ日本語に変換する読み方を続けるのではなく、徐々に英文を意味のまとまりで理解する練習へ移行していくことが重要です。
英語を英語のまま理解する力は、正しい音読を継続することで少しずつ身につきます。最初は日本語を補助として使いながら、最終的には英語の語順で自然に意味を取れる状態を目指しましょう。


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