庭の物置や軒下などにアシナガバチの巣を見つけると、駆除した後に「また同じ場所に巣を作られるのではないか」と不安になることがあります。特に数匹の蜂が戻ってくると、女王蜂が残っているのか、新しい巣作りが始まるのか気になるものです。この記事では、アシナガバチの巣を撤去した後の行動や、再発防止のためにできる対策について解説します。
アシナガバチの巣を撤去した後に再び作られる可能性
アシナガバチは、一度作った巣を何度も修理して翌年まで使う種類ではありません。多くの場合、その年限りで巣を利用し、冬になると女王蜂以外はほとんど死んでしまいます。
そのため、巣を完全に取り除き、巣の中にいた蜂を駆除できていれば、同じ巣が復活することは基本的にはありません。
ただし注意したいのは、新しい女王蜂が別の場所から飛来して、同じ場所や近くの場所に新しく巣を作る可能性はあるという点です。
巣がなくなった後に蜂が戻ってくる理由
巣を駆除した後に蜂が1匹戻ってくることがありますが、これは必ずしも女王蜂が残っているという意味ではありません。
働き蜂が以前巣があった場所を確認しに来たり、仲間が戻ってくるのを待っていたりすることがあります。蜂は巣の位置を記憶しているため、しばらくの間は元の場所を飛び回ることがあります。
例えば、夕方に巣を撤去した場合でも、翌日の日中に数匹が様子を見に来ることがあります。しかし、巣が完全になくなっていて、女王蜂や巣の材料となる部分が残っていなければ、時間とともに姿を見せなくなるケースが多いです。
女王蜂が残っている場合はどうなるのか
アシナガバチの巣作りでは、女王蜂が重要な役割を持っています。春先に冬眠から目覚めた女王蜂が、一匹で巣作りを始めるためです。
もし活動中の巣を駆除した際に女王蜂が生き残っていた場合、近くで再び巣作りを始める可能性があります。
ただし、すでに働き蜂が多数いる時期であれば、戻ってきた蜂の中に女王蜂が含まれているとは限りません。アシナガバチの女王蜂は働き蜂より体が大きく、動き方も少し異なるため、観察すると見分けられる場合があります。
アシナガバチが再び巣を作らないための予防方法
巣を撤去した後は、同じ場所を「巣作りしやすい場所」と判断されないように対策することが大切です。
まず、以前巣があった場所を確認し、巣の残りや蜂の付着物をきれいに取り除きましょう。蜂は以前巣があった場所の情報を参考にすることがあります。
また、物置の屋根裏や棚の隅、軒下など、雨風を防げる場所はアシナガバチが好む環境です。定期的に確認し、春から夏にかけて小さな巣がないかチェックすると早期発見につながります。
市販の蜂用忌避スプレーを巣があった周辺に使用する方法もあります。特に春先は女王蜂が単独で巣作りを始める時期なので、予防効果が期待できます。
駆除後に確認しておきたい期間
巣を撤去した後は、数日から1週間程度は蜂の様子を確認すると安心です。
数匹が飛んでくる程度であれば、巣を失った働き蜂が確認に来ている可能性があります。しかし、同じ場所に何度も蜂が集まったり、壁や物置の隙間に出入りしたりする場合は、新しい巣作りが始まっている可能性があります。
例えば、物置の裏側や屋根との隙間など、見えにくい場所に小さな巣を作ることもあります。そのため、飛んでいる蜂だけでなく、蜂の出入りする場所にも注意することが重要です。
まとめ|巣を撤去できていれば再建の可能性は低いが観察は必要
アシナガバチの巣を取り除き、女王蜂が残っていない状態であれば、同じ巣が再び作られる可能性は低いです。
駆除後に蜂が戻ってくることがありますが、多くの場合は以前の巣の場所を確認しているだけで、時間が経つといなくなります。
ただし、新しい女王蜂が飛来して別の巣を作る可能性はあるため、巣があった場所の清掃や予防対策を行い、春から夏にかけて定期的に確認することが大切です。


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