睡眠について調べていると「浅い眠り」という言葉を目にすることがあります。しかし、浅い眠りとは具体的に何分くらいなのか、睡眠全体のどの程度を指すのか疑問に感じる人も少なくありません。この記事では、浅い眠りの意味や一般的な割合、深い眠りとの違い、睡眠の質を高めるために知っておきたいポイントについて解説します。
浅い眠りとはどのような状態なのか
浅い眠りとは、睡眠中でも脳や体が完全に休息している状態ではなく、比較的目覚めやすい状態の睡眠を指します。医学的には「ノンレム睡眠の浅い段階」や「レム睡眠」が関係しています。
睡眠は大きく分けると、脳が活動して夢を見ることが多い「レム睡眠」と、脳と体を休ませる「ノンレム睡眠」に分けられます。ノンレム睡眠の中にも浅い段階と深い段階があり、浅い段階では少しの音や刺激で目を覚ますことがあります。
例えば、家族が少し話しただけで目が覚める、時計を見るためにすぐ起きられるといった状態は、浅い眠りの状態である可能性があります。
浅い眠りは睡眠時間のどのくらいを占めるのか
一般的な成人の場合、浅い眠りは一晩の睡眠の中で一定の割合を占めています。個人差はありますが、睡眠全体の半分以上が浅い睡眠になることも珍しくありません。
健康な成人では、ノンレム睡眠の浅い段階とレム睡眠を合わせると、睡眠時間のおよそ60〜70%程度になることがあります。一方で、深いノンレム睡眠は全体の10〜20%程度とされています。
例えば7時間睡眠を取った場合、浅い眠りが4時間前後、深い眠りが1時間程度になるケースもあります。そのため「浅い眠りが多い=睡眠不足」とは限りません。
深い眠りとの違いは何か
深い眠りとは、ノンレム睡眠の中でも特に脳の活動が低下し、体の回復に重要とされる睡眠状態です。深い眠りの間は、外部からの刺激に反応しにくく、起こされてもすぐには覚醒しにくい特徴があります。
一方、浅い眠りは体温調整や記憶の整理、脳の情報処理などにも関係していると考えられており、決して不要な睡眠ではありません。
例えば、深い眠りだけを増やせば良いというわけではなく、浅い眠りと深い眠りがバランスよく繰り返されることが、自然な睡眠リズムにつながります。
浅い眠りが多いと感じる原因
「寝ているはずなのに疲れが取れない」「夜中に何度も目が覚める」と感じる場合、浅い眠りが多いように感じることがあります。
原因としては、ストレス、生活リズムの乱れ、寝る前のスマートフォン使用、カフェインやアルコールの摂取、寝室の環境などが影響する場合があります。
例えば、仕事の悩みを抱えている時期や、就寝直前までスマートフォンを見ている場合、脳が十分に休息モードへ移行できず、眠りが浅く感じられることがあります。
睡眠の質を高めるためにできること
浅い眠りを減らして睡眠の質を高めるためには、睡眠時間だけでなく生活習慣全体を整えることが大切です。
毎日なるべく同じ時間に寝起きする、朝に日光を浴びる、寝る前は強い光を避ける、適度な運動を取り入れるなどの習慣は、体内時計を整える助けになります。
また、睡眠アプリやスマートウォッチで浅い眠りの時間を確認する場合も、数値だけで判断しすぎないことが重要です。測定機器による推定値であり、日中の体調や疲労感も合わせて考える必要があります。
まとめ:浅い眠りは悪いものではなく必要な睡眠の一部
浅い眠りとは、睡眠中に脳や体が比較的活動している状態を指し、健康な人でも睡眠時間の多くを占めています。
浅い眠りがあること自体は問題ではなく、深い眠りと浅い眠りが適切な周期で繰り返されることが自然な睡眠です。
もし眠っても疲れが取れない、日中の眠気が強いなどの悩みがある場合は、浅い眠りの時間だけを見るのではなく、生活習慣や睡眠環境全体を見直すことが大切です。

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