スペイン代表やマンチェスター・シティで中心的な役割を担うロドリと、バルセロナ黄金期を支えたセルヒオ・ブスケツは、どちらも現代サッカーを代表する守備的ミッドフィルダーです。
両者は同じアンカー(守備的MF)というポジションで比較されることが多いですが、求められる役割やプレースタイルには違いがあります。この記事では、ロドリがブスケツを上回ったのか、それともタイプの違う選手として評価すべきなのかを、能力・戦術面・実績から解説します。
ロドリとブスケツは同じアンカーでも役割が違う
ブスケツはバルセロナやスペイン代表で長年活躍した「ゲームを読む能力」に優れた選手でした。相手のプレスをかわすポジショニング、危険な場所を事前に消す守備、簡単なパスで試合のテンポを作る能力が大きな特徴です。
一方、ロドリはブスケツのような戦術理解力に加えて、よりフィジカルや攻撃面での能力を持っています。身長190cmを超える体格を生かしたボール奪取、空中戦、強烈なミドルシュートなど、現代的な万能型の守備的MFと言えます。
つまり、ブスケツは「頭脳で試合を支配するタイプ」、ロドリは「頭脳と身体能力の両方で試合を支配するタイプ」と考えると分かりやすいです。
守備能力はロドリが上回る部分が多い
守備面ではロドリの強みが際立ちます。広い守備範囲、高いフィジカル能力、相手との接触プレーの強さは、ブスケツにはない大きな武器です。
例えば、相手のカウンターを止める場面では、ロドリは長いリーチと走力を生かしてボールを奪い返すことができます。プレミアリーグのような運動量と強度が求められるリーグで活躍できる理由の一つです。
ただし、ブスケツの守備が劣っていたわけではありません。彼はタックルで奪うよりも、相手の攻撃ルートを予測して危険を未然に防ぐ能力に非常に優れていました。
パス能力や試合をコントロールする力を比較
パス能力については、両者とも世界トップクラスですが、特徴が異なります。
ブスケツは狭いスペースで相手のプレスを受けながらも、ワンタッチや身体の向きで相手をかわし、チームに時間とスペースを作る能力がありました。これはバルセロナのポゼッションサッカーに欠かせない能力でした。
ロドリもパス能力は非常に高く、短いパスだけでなく、サイドチェンジや前線への縦パスなど、より直接的に攻撃へ関わるプレーが増えています。マンチェスター・シティでは攻撃の起点としても重要な役割を果たしています。
得点力や攻撃参加ではロドリが優勢
攻撃面ではロドリがブスケツを上回る部分があります。特にシュート能力は大きな違いで、ロドリはミドルシュートから重要なゴールを決めることができます。
チャンピオンズリーグ決勝での得点など、大舞台で結果を残している点もロドリの評価を高めています。守備的MFでありながら、得点によって試合を決められる点は現代サッカーでは大きな価値があります。
一方で、ブスケツは得点数よりも試合全体の流れを管理する役割を担っていました。数字には表れにくい部分でチームへ大きな影響を与えていた選手です。
タイトルや実績ではロドリも歴史的な評価に近づいている
ブスケツはバルセロナで数多くの国内タイトルやチャンピオンズリーグ優勝を経験し、スペイン代表でもワールドカップや欧州選手権制覇に貢献しました。
ロドリもマンチェスター・シティでプレミアリーグ優勝、チャンピオンズリーグ制覇など、多くの成功を経験しています。また、個人としても世界最高峰のMFの一人として評価されています。
特に現代サッカーでは守備だけでなく、攻撃参加やフィジカル能力も求められるため、ロドリのような万能型MFの価値は非常に高まっています。
ロドリはブスケツを超えたと言えるのか
単純に「どちらが上か」を決めるのは難しいですが、現在のサッカー環境においてはロドリがブスケツを上回る評価を受ける部分は増えています。
特にフィジカル、得点力、守備範囲、攻撃への貢献度ではロドリが優位です。一方で、プレッシャーを受けた時の判断力や試合を読む能力、ポジショニングの巧みさではブスケツは歴代でも最高クラスでした。
そのため、「ロドリはブスケツの完全な上位互換」というより、「ブスケツの戦術的な賢さに現代的な能力を加えた別タイプの最高峰MF」と見るのが適切です。
まとめ|ロドリとブスケツは時代を代表する最高峰アンカー
ロドリとブスケツは、どちらもサッカー史に残るレベルの守備的MFです。
ブスケツはポジショニングと判断力で試合を支配した選手であり、ロドリはそこにフィジカル、得点力、万能性を加えた現代型の選手です。
現在のサッカーではロドリを評価する声が多くなっていますが、ブスケツが築いたアンカーというポジションの価値や影響力も非常に大きく、両者は異なる時代を代表する名選手として比較される存在と言えるでしょう。


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