化学でイオンの電子配置を学ぶ際、単に元素の原子番号順に電子を並べるだけでは正しい配置にならない場合があります。特にK⁺やCl⁻のように電荷を持つイオンでは、電子の数が中性原子と異なるため、配置も変わります。
K⁺の電子配置
カリウム(K)は原子番号19で、通常の電子配置は1s² 2s² 2p⁶ 3s² 3p⁶ 4s¹です。
K⁺は1つ電子を失った陽イオンなので、4s¹の電子を失い、電子数は18個になります。このためK⁺の電子配置は1s² 2s² 2p⁶ 3s² 3p⁶となり、元素としてはアルゴン(Ar)と同じ配置になります。
Cl⁻の電子配置
塩素(Cl)は原子番号17で、通常の電子配置は1s² 2s² 2p⁶ 3s² 3p⁵です。
Cl⁻は電子を1つ受け取った陰イオンなので、3pが6個となり電子数は18個になります。このためCl⁻の電子配置は1s² 2s² 2p⁶ 3s² 3p⁶となり、これもアルゴン(Ar)と同じ配置になります。
覚え方のポイント
イオンの電子配置は、中性原子から電子の増減を考えるだけです。陽イオンは電子を減らし、陰イオンは電子を増やします。その結果、イオンはしばしば貴ガスと同じ電子配置になります。
ポイントをまとめると、K⁺やCl⁻は電子数を18個にしてアルゴンと同じになる、という理解でOKです。
まとめ
・K⁺: 1s² 2s² 2p⁶ 3s² 3p⁶
・Cl⁻: 1s² 2s² 2p⁶ 3s² 3p⁶
・イオンの電子配置は中性原子から電子を増減させて考える
・陽イオンは電子を失い、陰イオンは電子を得ることで安定な貴ガス配置に近づく


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