英語学習者や翻訳者にとって、「each other」の使い方は意外と誤解されやすいポイントです。例えば、書籍で日本語の文章「候補者たちは互いに相手が当選するものと思った」を “The candidates expected that each other would win.” と翻訳している例がありますが、これは自然な英語ではありません。本記事では、「each other」の正しい用法と適切な翻訳例を解説します。
「each other」の基本的な意味
「each other」は互いに行為を及ぼす関係を表す代名詞です。主語が複数で、互いに動作が向けられる場合に使います。
重要なポイントは、「each other」は動詞の目的語として使われることが多いという点です。
誤用例:「each other」を主語にしない
書籍で見られた “The candidates expected that each other would win.” は誤用です。なぜなら、「each other」は目的語であり、主語にはできません。
この場合、動作の対象を主語にして「互いに~と思った」と訳す必要があります。
正しい翻訳例
1. 自然な言い換え:”The candidates each expected the other to win.”
解説:ここでは「each」が主語を分け、「the other」を使って互いの対象を示すことで正しい英語になっています。
2. もう少し簡単に表現:”Each candidate expected that the other would win.”
どちらの表現も、主語が明確で、「互いに~と思った」という意味を自然に伝えています。
ポイントまとめ
- 「each other」は目的語として使う
- 主語として使わない
- 互いの対象を示す場合は「the other」と組み合わせる
- 複数主語の場合は「each」を使うと明確になる
このルールを押さえておくと、日本語を英語に翻訳する際に「互いに~と思った」と自然に表現できます。


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