中学校の授業では問題なくノートを取れていたのに、進学塾や難関校向けクラスに入った途端、ノートがぐちゃぐちゃになってしまう人は少なくありません。特に数学は問題を解きながら授業が進み、途中式や計算も多いため、国語や社会のように板書をそのまま写すだけでは対応できません。この記事では、数学が苦手な人でも実践しやすいノートの取り方や、塾の授業についていくための工夫を紹介します。
数学のノートが汚くなるのは当たり前
進学塾の数学では、先生が解説を始める前に問題を解き、途中で考え方を説明しながら授業が進みます。そのため、学校の授業のように板書をきれいに写している時間はほとんどありません。
特に難関クラスでは、ノートをきれいに作ることよりも、問題の考え方を理解することが優先されます。そのため、最初から完璧なノートを作ろうとすると授業についていけなくなります。
まずは「授業中のノートは汚くてもよい」と考えることが大切です。
授業用ノートと復習用ノートを分ける
数学が得意な生徒の多くは、授業中のノートと復習用のノートを分けています。
| 種類 | 目的 |
|---|---|
| 授業用ノート | とにかく先生の説明や考え方をメモする |
| 復習用ノート | 家で解き直しながら整理する |
授業中は多少汚くても構いません。先生が言ったポイントや解法だけを素早く書き残し、家で復習するときに見やすく整理し直しましょう。
この方法なら「きれいに書かなきゃ」という焦りが減り、授業内容の理解に集中できます。
問題ごとにスペースを大きく取る
数学のノートがごちゃごちゃになる原因の一つは、最初からスペースを詰めて使ってしまうことです。
塾の問題は学校より途中式が長くなるため、1問ごとに大きく空白を取るのがおすすめです。ページの半分以上使うつもりで書いても問題ありません。
もし途中でスペースが足りなくなったら、無理に詰め込まず、続きは別の場所に書いて矢印でつなげましょう。ノートを節約するよりも、後で見返せることの方が重要です。
計算用スペースを決める
筆算や途中計算があちこちに散らばると、後から見たときに何の計算だったのか分からなくなります。
例えばノートの右端2〜3列を計算専用スペースにすると整理しやすくなります。
実際に次のようなルールを作ると便利です。
- 左側:問題と解答
- 右側:筆算や計算メモ
- 赤ペン:先生の重要ポイント
- 青ペン:自分が間違えた箇所
ルールを統一すると、復習時の効率が大きく向上します。
写すかどうか迷ったら考え方を優先する
数学では板書をすべて写す必要はありません。むしろ写すことに集中しすぎると、先生の説明を聞き逃してしまいます。
特に重要なのは次の3点です。
- なぜその式を立てたのか
- どこに注目したのか
- 解法のポイントは何か
問題文や途中式は後から教材を見れば確認できますが、先生の考え方は授業中しか聞けません。
そのため、「何を書くか迷ったら考え方を書く」と覚えておくとよいでしょう。
数学が苦手な人ほど復習のタイミングが重要
授業中にすべて理解できなくても問題ありません。むしろ塾の難関クラスでは、授業後の復習で理解を完成させる人が多いです。
おすすめは授業当日か翌日に、授業で扱った問題を何も見ずに解き直すことです。
その際に解けなかった問題だけを復習ノートへまとめると、自分専用の参考書が完成していきます。
まとめ
進学塾の数学でノートが汚くなるのは珍しいことではありません。授業中は理解を優先し、授業用ノートと復習用ノートを分けることで大幅に改善できます。
また、問題ごとに広くスペースを取ること、計算専用エリアを作ること、板書より考え方を記録することも効果的です。最初から完璧なノートを目指す必要はありません。見返したときに理解できるノートを少しずつ作っていけば、数学の苦手意識も徐々に減っていくでしょう。


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