地学基礎は、物理や化学に比べると独学向けの教材情報が少なく、「最初に何から始めればいいのかわからない」という人が多い科目です。
特に、映像授業の「トライイット」と参考書系の「青木の地学基礎」はよく比較されますが、それぞれ向いているタイプがかなり違います。
地学は暗記科目と思われがちですが、実際には「イメージ理解」が重要な単元が多く、最初の入り方で苦手になるかどうかが大きく変わります。
この記事では、独学で地学基礎を始める場合に、どちらを先に使うべきかをタイプ別に整理しながら、効率的な勉強の流れを解説します。
トライイットと青木の地学基礎は何が違うのか
まず大前提として、この2つは役割がかなり違います。
| 教材 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| トライイット | 映像でイメージ理解しやすい | 初学者・地学が苦手な人 |
| 青木の地学基礎 | 知識整理と入試向け理解が強い | ある程度理解後の演習向け |
地学基礎では、
- プレート運動
- 地震波
- 天体の動き
- 気圧配置
など、「動き」や「立体イメージ」を扱う単元が多くあります。
そのため、最初から文字だけで理解しようとすると苦戦しやすいです。
最初はトライイットの方が入りやすい理由
独学初心者なら、最初はトライイットのような映像授業の方が理解しやすいケースが多いです。
特に地学は、図や動きを見ながら理解した方が圧倒的に頭に入りやすい科目です。
例えば「震源」「初期微動」「主要動」の関係も、文章だけだと混乱しますが、アニメーション的に見るとかなり理解しやすくなります。
また、地学は暗記量自体はそこまで多くない代わりに、「なぜそうなるか」を理解できるかどうかで得点が安定する科目です。
その意味では、最初の導入として映像授業はかなり相性が良いです。
青木の地学基礎は「理解後」に強い
一方で、「青木の地学基礎」は内容整理が非常にうまく、受験向けに知識を体系化しやすい参考書です。
ただし、完全初学者が最初から読むと、「説明が圧縮されていて難しい」と感じることもあります。
特に、
- 天体分野
- 岩石・鉱物
- 地質年代
などは、前提イメージがない状態だと苦戦しやすいです。
逆に、一度トライイットなどで流れを掴んだ後に読むと、「そういうことだったのか」と整理されやすくなります。
つまり青木の地学基礎は、“理解を完成させる教材”として強いタイプです。
独学なら「映像→参考書」の順番が効率的
地学基礎を独学で進める場合、かなりおすすめされるのが次の流れです。
- トライイットで全範囲をざっくり理解
- 青木の地学基礎で整理
- 問題集で演習
この順番だと、「知らない言葉だらけで止まる」という状況が減ります。
特に地学は、最初に全体像を掴むと急に楽になる科目です。
逆に、最初から完璧理解を目指すと、プレート・気象・宇宙の分野を行ったり来たりして混乱しやすくなります。
地学基礎でつまずきやすいポイント
地学基礎は「暗記だけ」と思われがちですが、実際には苦手になりやすい単元があります。
| 単元 | つまずきやすい理由 |
|---|---|
| 天体 | 空間イメージが必要 |
| 地震 | 波の理解が必要 |
| 気象 | 図の読み取りが多い |
| 岩石 | 名称暗記が多い |
この中でも特に天体は、文字だけで理解しようとするとかなり苦戦します。
そのため、「まず映像で見る」という勉強法はかなり有効です。
問題演習はいつから始めるべきか
地学基礎は、ある程度理解したら早めに問題演習へ入った方が定着しやすいです。
なぜなら、地学は「知識をどう問われるか」に独特のクセがあるからです。
例えば、
- グラフ読み取り
- 天気図
- 地震波の計算
- 天体の位置関係
などは、実際に問題を解きながら覚えた方が圧倒的に速いです。
映像や参考書だけで完璧にしようとすると、逆に非効率になることがあります。
まとめ
独学で地学基礎を始めるなら、最初はトライイットのような映像授業で全体像を掴み、その後に青木の地学基礎で整理する流れがかなり効率的です。
地学は「暗記科目」というより、イメージ理解が重要な科目です。
特に初学者の場合は、最初から文字だけで理解しようとせず、まず動きや図を頭に入れることで勉強がかなり楽になります。
そのうえで、参考書で知識を整理し、問題演習で定着させると、独学でも十分得点源にできます。


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