名詞を修飾するasの使い方|関係代名詞asと省略される仕組みを解説

英語

英語学習では、名詞の後ろに置かれるasについて「suchやthe sameがある場合以外はit isなどが必要」と習うことがあります。しかし、実際の英文では必ずしもその形だけではなく、asが関係詞のように働いて名詞を直接修飾する場合があります。

例えば「Choose a statement that is true about savant syndrome as explained by Darold Treffert」という文では、asの後ろに主語や動詞が欠けた形が見られます。このような表現がなぜ成立するのかを理解するには、asの種類を整理することが重要です。

この記事では、名詞限定で使われるasの仕組みや、省略が起こる理由、似た表現との違いについて詳しく解説します。

名詞の後ろに置かれるasには複数の用法がある

英語のasは「〜として」「〜のように」「〜なので」など、さまざまな意味を持つ単語です。そのため、名詞の後ろにasが出てきた場合は、単純に一つのルールだけで判断することはできません。

特に名詞を説明する働きをするasには、関係詞的な用法があります。この場合、asは前の名詞を受けて、その内容を補足説明します。

例えば、the same book as I boughtという表現では、「私が買ったものと同じ本」という意味になります。このasは関係代名詞のように働いています。

例文のas explained by Darold Treffertの構造

問題の文である「Choose a statement that is true about savant syndrome as explained by Darold Treffert」を分解すると、以下のような構造になります。

Choose a statement / that is true about savant syndrome / as explained by Darold Treffert

最後の「as explained by Darold Treffert」は、「Darold Treffertによって説明されたように」という意味になります。

ここで重要なのは、このasが名詞savant syndromeだけを修飾しているのではなく、直前の内容全体に対して「〜によって説明された内容として」という補足を加えている点です。

as explainedは受動態の分詞構文に近い表現

「as explained by Darold Treffert」は、完全な文にすると「as it is explained by Darold Treffert」と考えることができます。

つまり、質問で疑問に感じた「it isが必要なのではないか」という考え方は、一部正しいです。しかし、英語ではこのような場合、受動態のbe動詞と主語を省略して、過去分詞だけを残す表現がよく使われます。

同じような例として、以下のような表現があります。

the theory as described in the book
「その本で説明されている理論」

the method as shown below
「以下に示されている方法」

これらも元の形は「as it is described in the book」「as it is shown below」ですが、文章では自然に省略されています。

名詞限定のasでitが必要になる場合との違い

「名詞限定のasではitが必要」と習うケースは、主にasが接続詞として働き、「その名詞が〜であるのと同じように」という意味を作る場合です。

例えば、He is a good teacher, as his father was.という文では、「彼は父親がそうであったように良い教師だ」という意味になります。この場合、asの後ろには主語と動詞が必要です。

一方で、a theory as explained by the researcherのような形では、as以下が分詞句になっており、「説明された理論」という修飾語として使われています。そのため、it isを残す必要はありません。

特徴
as it is explained by someone 完全な文として表現する形
as explained by someone it isを省略した分詞的な表現
the same A as B 関係代名詞的なas

英文読解でasを判断するポイント

asを見たときは、すぐに「後ろにitが必要か」と考えるのではなく、asの後ろが何をしているかを見ることが大切です。

後ろに動詞の過去分詞がある場合は、「〜された」という意味の省略表現である可能性が高くなります。

例えば、「the information as provided by the company」であれば、「会社によって提供された情報」という意味になり、「as it is provided by the company」の省略形と考えられます。

まとめ

名詞の後ろに置かれるasは、すべて同じルールで考えることはできません。suchやthe sameとともに使われる関係詞的なas、文を導く接続詞としてのas、そして今回のような分詞を伴う省略表現があります。

「Choose a statement that is true about savant syndrome as explained by Darold Treffert」のas explainedは、「as it is explained by Darold Treffert」からit isが省略された形と考えることができます。

英語では特に説明文や論文調の文章で、このような受動態の省略表現が頻繁に使われます。asの後ろに何が続いているかを確認することで、自然な意味を判断できるようになります。

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