英語を学んでいると、”Masters”と”Master’s”という似た表現を目にすることがあります。どちらも「マスターズ」と読むことがありますが、実際には意味や使われる場面が異なります。
特に大学院の学位や海外留学に関する文章では、表記の違いによって意味が変わるため注意が必要です。
この記事では、MastersとMaster’sの違い、正しい使い方、具体的な例文を紹介し、混同しやすいポイントを分かりやすく解説します。
Master’sは「修士号・修士課程」を表す表現
“Master’s”は、主に「修士の」「修士号に関する」という意味で使われる表現です。正式には”Master’s degree”(修士号)や”Master’s program”(修士課程)のように、後ろに名詞を伴って使われることが多いです。
このアポストロフィ(’)は所有を表しており、直訳すると「マスター(修士)のもの」という意味になります。
例えば、”I have a Master’s degree in engineering.”という文章は、「私は工学の修士号を持っています」という意味になります。
Mastersは複数形で「複数のマスター」を意味する
“Masters”は、基本的には”Master”の複数形です。つまり、「複数の達人・専門家・主人」などを意味します。
例えば、芸術やスポーツなどの分野で優れた技術を持つ人々を指して、”masters of painting”(絵画の巨匠たち)のように使われます。
また、ゴルフ大会の名称であるThe Mastersのように、固有名詞として使われる場合もあります。この場合は大学院の学位とは関係ありません。
大学院の学位ではMaster’sとMastersのどちらを使うべきか
大学院の修士課程や修士号について話す場合は、基本的に”Master’s”を使います。
例えば以下のような表現が一般的です。
“She is studying for a Master’s degree.”
(彼女は修士号取得のために勉強しています。)
“He completed a Master’s program in computer science.”
(彼はコンピューターサイエンスの修士課程を修了しました。)
一方で、”Masters degree”のようにアポストロフィなしで書かれることもありますが、正式な英語表記としては”Master’s degree”が一般的です。
MasterとMaster’sの違いも理解すると分かりやすい
“Master”は単独では「達人」「主人」「修士課程を修了した人」など、さまざまな意味を持つ単語です。
例えば、”He is a master of cooking.”なら「彼は料理の達人です」という意味になります。
一方、”Master’s”は修士号や修士課程に関連する表現として使われることが多く、特に教育分野では決まった用法があります。
よくある間違いと注意点
日本語では「マスター」と聞くと、大学院の修士号、専門家、店の主人など複数の意味を連想するため、英語では文脈による使い分けが重要です。
特に履歴書や海外大学への出願書類では、”Masters”と書くと意味が不自然になる場合があります。修士号を表したい場合は、”Master’s degree”または”Master of ○○”を使用します。
例えば、”Master of Science”(理学修士)や”Master of Arts”(文学修士)のような学位名では、所有格ではなく正式名称として”Master of”という形が使われます。
まとめ
“Master’s”は主に修士号や修士課程を表す表現で、”Master’s degree”や”Master’s program”のように使われます。
一方で”Masters”は”Master”の複数形であり、複数の達人や専門家を意味する場合に使われます。
大学院や学位について話す場合は”Master’s”、複数の人物や固有名詞を指す場合は”Masters”というように、場面に応じて使い分けることで正確な英語表現になります。


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