部屋の中に突然ハエトリグモが現れると、小さな体でも素早く跳ねる動きに驚いてしまうことがあります。特に寝る前などは、どこへ移動したのか気になって落ち着かない人も多いでしょう。
しかし、ハエトリグモは人に危害を加えることがほとんどなく、家の中の小さな虫を食べてくれる益虫として知られています。無理に触ったり潰したりせず、自然に外へ逃がす方法を知っておくと安心です。
この記事では、ハエトリグモを直接触らずに安全に移動させる方法や、逃がした後に部屋へ入りにくくする対策について解説します。
ハエトリグモは怖い虫ではなく人への害が少ないクモ
ハエトリグモは、その名前の通りハエなどの小さな虫を捕まえて食べるクモです。網を張って待つタイプではなく、獲物を見つけると近づいてジャンプして捕らえる習性があります。
ぴょんぴょん飛ぶように見える動きは攻撃ではなく、移動や狩りのための行動です。人間を狙って飛びかかっているわけではありません。
また、日本の住宅でよく見られるハエトリグモの多くは、人を刺したり積極的に噛んだりすることはほとんどありません。
触らずにハエトリグモを逃がす一番簡単な方法
ハエトリグモを安全に移動させる方法としておすすめなのが、コップや透明な容器を使う方法です。
まず、クモの上からゆっくりコップなどをかぶせます。その後、厚紙やチラシなどをコップと壁や床の間に差し込み、フタをするようにして持ち上げます。
そのまま窓や玄関まで運び、外側へ向けてそっと容器を傾ければ、クモに触れずに逃がすことができます。
ハエトリグモが素早く動く場合の対処方法
ハエトリグモは動きが速いため、近づくと逃げてしまうことがあります。その場合は、無理に追いかけず、動きを止めるタイミングを待つことが大切です。
例えば、壁や天井に止まった瞬間に容器を近づけると捕まえやすくなります。走り回っている状態で捕まえようとすると、驚いて別の場所へ移動してしまいます。
また、部屋を暗くして窓際だけ明るくすると、自然に明るい方向へ移動する場合もあります。窓を開けて出口を作っておくのも効果的です。
やってはいけないハエトリグモへの対応
驚いたからといって、殺虫剤を大量に使ったり、叩いて退治したりする必要はありません。ハエトリグモは害虫を減らしてくれる存在でもあります。
特に寝室では不安になるかもしれませんが、ハエトリグモが人の布団に入り込んで攻撃するようなことは基本的にありません。
掃除機で吸い込む方法もありますが、逃がす目的であれば、容器を使った方法のほうがクモへの負担が少なくおすすめです。
ハエトリグモが部屋に入りにくくする予防方法
ハエトリグモが室内に現れる原因は、エサとなる小さな虫がいることや、隙間から侵入することです。
窓や網戸の隙間を確認したり、部屋の中に食べ物のカスや小さな虫が発生しないよう掃除をしたりすると、侵入する可能性を減らせます。
また、夜間に窓を開けたまま照明をつけていると、虫が集まり、それを捕食するためにハエトリグモが近づくこともあります。
寝る前に見つけた場合の安心できる考え方
寝る直前にハエトリグモを見つけると、「寝ている間に近づいてくるのでは」と心配になるかもしれません。しかし、ハエトリグモは基本的に人間を避ける性質があります。
むしろ、人が動いている場所よりも、壁や家具の隙間などを移動することを好みます。
どうしても気になる場合は、先ほど紹介した容器で外へ逃がすか、一時的に別の部屋へ移動してから対処すると安心して眠れます。
まとめ
部屋に出たハエトリグモは、見た目や動きに驚くことはありますが、人に害を与えることがほとんどないクモです。
触らずに逃がしたい場合は、コップや容器と厚紙を使って捕まえ、外へ移動させる方法が安全で簡単です。
ハエトリグモは家の中の小さな虫を食べてくれる存在でもあります。無理に退治するのではなく、上手に共存する方法を知っておくと安心して対応できます。


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