ILLIT「It’s Me」の”I’m your bias”が「サンヨウバイズ」に聞こえる理由|韓国語発音と英語歌詞の聞こえ方を解説

韓国・朝鮮語

ILLITの楽曲「It’s Me」に登場する「Who’s your bias? I’m your bias!」というフレーズは、英語の歌詞として見ると「アイム ユア バイアス」と読むのが自然です。しかし、実際に聴くと「サンヨウバイズ」のように聞こえる人もいます。

このような聞こえ方の違いは、K-POPの楽曲では珍しくありません。英語を韓国語話者が発音する際の特徴や、歌唱時の音のつながりによって、日本語話者には別の音として聞こえることがあります。今回は、その理由について詳しく解説します。

「I’m your bias」は本来どのように発音するのか

英語の「I’m your bias」は、カタカナで表すと「アイム ユア バイアス」に近い発音になります。「I’m」は「アイム」、「your」は「ユア」、「bias」は「バイアス」という音になります。

ただし、英語のネイティブ発音では単語を一つずつ区切って発音することは少なく、「I’m your」が続けて発音されます。そのため、「アイムユア」が滑らかにつながり、「アイムヨア」「アイムヤ」などのように聞こえることがあります。

さらに歌ではメロディーやリズムに合わせて母音が伸ばされたり、子音が弱くなったりするため、辞書通りの発音とは違って聞こえやすくなります。

韓国語話者が英語を歌う時の発音の特徴

K-POPでは、韓国語を母語とする歌手が英語の歌詞を歌うことが多くあります。その場合、英語の音を韓国語の音体系に近づけて発音することがあります。

韓国語には日本語と同じように、英語にはない音の区別があります。そのため、英語の子音や母音が韓国語的な発音になる場合があります。

例えば、英語の「r」と「l」の区別や、語尾の子音の処理などは韓国語話者にとって難しい場合があります。また、英語の文章を歌う時には、韓国語のリズム感や発声の影響も加わります。

「サンヨウバイズ」に聞こえる理由

「I’m your bias」が「サンヨウバイズ」のように聞こえる主な理由は、音の連結と歌唱による変化です。

まず、「I’m your」の部分では、英語の音がつながります。「I’m」の最後の「m」と「your」の音が連続することで、はっきり「アイム」と聞こえにくくなります。

また、韓国語では英語の文章を発音する際に、子音と母音の組み合わせで発音する傾向があります。その影響で「I’m your」が日本語話者には「サムヨ」「サンヨ」のような音に感じられることがあります。

さらに「bias」は英語では「バイアス」に近いですが、歌唱では最後の母音が弱くなり、「バイズ」のように聞こえる場合があります。そのため全体として「サンヨウバイズ」のように認識される可能性があります。

K-POPでは英語歌詞が別の音に聞こえることが多い

K-POPでは英語のフレーズが、実際の英語発音とは異なるように聞こえることがよくあります。これは歌手が英語を間違えているという意味ではなく、韓国語の発音体系、歌い方、楽曲制作上の表現によるものです。

例えば、英語の単語でも韓国語の発音ルールに合わせた読み方になることで、日本語話者には元の英単語が分かりにくく聞こえることがあります。

また、K-POPでは音楽的な印象を優先して発音を変化させることもあります。聞き取りやすさよりも、リズムや響きを重視する場合があるためです。

歌詞を聞き取る時は文字と音の違いを意識する

外国語の歌詞を聞き取る時は、書かれているスペルと実際に歌われている音が完全に一致しないことを理解しておくことが大切です。

今回の「I’m your bias」も、文字だけを見ると「アイム ユア バイアス」ですが、歌唱では音の省略や連結が起こるため、別の言葉のように感じられます。

英語だけでなく韓国語の発音特徴も知ることで、K-POPの歌詞はより正確に聞き取れるようになります。

まとめ

ILLITの「It’s Me」にある「I’m your bias」が「サンヨウバイズ」のように聞こえるのは、英語の音が歌唱によってつながること、韓国語話者特有の英語発音の影響、そしてK-POP独特の表現方法が関係しています。

実際の発音が間違っているわけではなく、外国語の音が別の言語の耳には違って聞こえる自然な現象です。K-POPを楽しむ際は、歌詞の文字だけでなく、歌手がどのように音を作っているかにも注目すると、より深く楽曲を味わうことができます。

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