韓国語を読んでいると、「구멍들을」のように名詞の後ろに「들」が付き、さらに助詞が続く形を見ることがあります。一方で、日本語話者は「들」と「와」を混同してしまい、「구멍들와」のような形が正しいのか疑問に感じることがあります。
この記事では、「구멍들을」と「구멍들과」の違いを中心に、韓国語の複数表現「들」と助詞「을/를」「와/과」の役割について分かりやすく解説します。
구멍들을の文法的な意味
「구멍들을」は、「구멍(穴)」に「들」と「을」が付いた形です。それぞれの役割を分けると理解しやすくなります。
| 部分 | 意味・役割 |
|---|---|
| 구멍 | 穴 |
| 들 | 複数を表す接尾辞 |
| 을 | 目的格助詞(〜を) |
つまり「구멍들을」は「穴々を」「複数の穴を」という意味になります。この文では「구멍들을 본다(穴々を見る)」という形で、見る対象を表しています。
구멍들와と書くのは間違いなのか
「구멍들와」という形は、この文脈では間違いです。理由は、「와」は「〜と」「〜や」という意味を持つ接続助詞であり、目的語を示す「을/를」とは役割が違うためです。
例えば「구멍들과」は「穴々と」という意味になります。「구멍들(穴たち)+와(〜と)」という構造です。
一方、「구멍들을」は「구멍들(複数の穴)+을(〜を)」なので、後ろに来る動詞「보다(見る)」の目的語になっています。
구멍들과ならどんな意味になるのか
「구멍들과」と書いた場合、意味は「穴々と」「複数の穴と」になります。例えば、「구멍들과 잎들을 본다」なら「穴々と葉々を見る」というように、複数のものを並べて挙げる表現になります。
しかし、引用文の「눈에서 물기가 빠져나가며 생긴 미세한 구멍들을, 그 위로 바늘 도막들처럼 흩어져 있는 침엽수 잎들을 본다」では、「見る」という動作の対象を示しているため、「구멍들을」が適切です。
この文は、「目から水分が抜けてできた微細な穴々を、その上に針の断片のように散らばっている針葉樹の葉を見る」というような、詩的な描写になっています。
韓国語の들は必ず複数を意味するのか
韓国語の「들」は日本語の「〜たち」と似ていますが、使い方は少し異なります。韓国語では、複数であることを強調したい場合に「들」を付けます。
例えば「사람(人)」は単数にも複数にも使えますが、「사람들」とすると「人々」という複数の集まりを強調できます。
ただし、韓国語では日本語よりも複数を明示しないことも多く、「들」がないから必ず単数というわけではありません。
을/를と와/과の違いを覚えるポイント
「을/를」と「와/과」は、日本語ではどちらも文章のつなぎとして見えることがありますが、役割が大きく異なります。
- 을/를:動作の対象を表す(〜を)
- 와/과:一緒にする相手や並べるものを表す(〜と)
例えば、「책을 본다」は「本を見る」、「책과 영화를 본다」は「本と映画を見る」という意味になります。
今回の「구멍들을 본다」も、「見る」という動作の対象なので「들을(複数+目的格)」になり、「들와」にはなりません。
まとめ
「구멍들을」は「구멍(穴)+들(複数)+을(〜を)」という構造で、「複数の穴を」という意味になります。
一方、「구멍들과」は「구멍(穴)+들(複数)+와(〜と)」となり、「穴々と」という別の意味になります。そのため、引用文のように「見る対象」を表す場合は「구멍들을」が正しく、「구멍들와」は文法的に不自然です。
韓国語では、名詞の後ろに付く小さな助詞の違いで意味が大きく変わるため、「들」「을/를」「와/과」の役割を分けて考えると理解しやすくなります。


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