ムラサキカタバミとオキザリス・トリアングラリスが似ている理由|違いや見分け方を解説

植物

ムラサキカタバミとオキザリス・トリアングラリスは、紫色の花や三角形に近い葉を持つため、一見すると非常によく似ています。どちらもクローバーのような葉を広げる姿をしており、庭や鉢植えで見かけると同じ仲間の植物だと思う人も少なくありません。

しかし、実際には両者は近い仲間ではあるものの、野生化した植物と観賞用として育てられる植物という違いがあります。この記事では、なぜ似て見えるのか、その理由や特徴、見分け方について詳しく解説します。

ムラサキカタバミとはどんな植物なのか

ムラサキカタバミは、カタバミ科カタバミ属の多年草です。南アメリカ原産の植物で、日本では江戸時代末期頃に渡来し、現在では道端や庭などで広く見られる帰化植物になっています。

葉はハート形の小さな葉が3枚集まった形をしており、花は淡い紫色で5枚の花びらを持っています。地下に小さな球根のような器官を作り、そこから増える性質があります。

生命力が強く、庭や花壇では雑草として扱われることもありますが、可愛らしい花を咲かせるため観察対象として親しまれることもあります。

オキザリス・トリアングラリスとはどんな植物なのか

オキザリス・トリアングラリスも、ムラサキカタバミと同じカタバミ科の植物です。学名はOxalis triangularisで、観賞用として人気があります。

最大の特徴は、紫色や赤紫色をした三角形の葉です。葉の色が非常に美しく、室内植物や鉢植えとして販売されることも多い種類です。

花は白色から淡いピンク色、紫色系のものがあり、細長い花茎の先に小さな花を咲かせます。日当たりや時間帯によって葉を閉じたり開いたりする性質もあります。

なぜムラサキカタバミとオキザリス・トリアングラリスは似ているのか

両者が似ている一番の理由は、どちらも同じカタバミ科の植物だからです。同じ科に属する植物は、葉の形や花の構造などに共通した特徴が現れやすくなります。

例えば、カタバミ科の特徴である「3枚の小葉からなる葉」や「5枚の花びらを持つ花」は、両方の植物に共通しています。そのため、植物に詳しくない人が見ると非常によく似た印象になります。

人間で例えるなら、同じ家系の人が顔つきや体格の一部が似ているようなもので、植物の場合も分類上近い関係にあることで似た形質を持つことがあります。

ムラサキカタバミとオキザリス・トリアングラリスの違い

特徴 ムラサキカタバミ オキザリス・トリアングラリス
分類 カタバミ科カタバミ属 カタバミ科カタバミ属
主な用途 野生化・雑草として見られる 観賞用として栽培される
葉 緑色のハート形の葉 紫色の三角形の葉
花 淡い紫色の花 白〜淡紫色の花が多い
増え方 地下の球根状器官で増える 球根や株分けで育てられる

見分けるポイントとして最も分かりやすいのは葉の色です。ムラサキカタバミは基本的に緑色の葉ですが、オキザリス・トリアングラリスは紫色の葉を持つことが多いです。

また、ムラサキカタバミは地面に広がるように生えることが多く、オキザリス・トリアングラリスは鉢植えなどでまとまりよく育てられている姿を見る機会が多いです。

似ているけれど生態や付き合い方は違う

ムラサキカタバミは丈夫で繁殖力が強いため、庭に入り込むと駆除が難しいことがあります。一方、オキザリス・トリアングラリスは美しい葉色を楽しむために育てられる園芸植物です。

例えば、庭の隅に自然に生えている紫色の花を見つけた場合はムラサキカタバミの可能性が高く、紫色の葉を楽しむために鉢植えで育てている場合はオキザリス・トリアングラリスであることが多いです。

どちらもカタバミ科ならではの可愛らしさがありますが、目的や管理方法は大きく異なります。

まとめ|似ている理由は同じカタバミ科だから

ムラサキカタバミとオキザリス・トリアングラリスが似ているのは、どちらもカタバミ科の植物で、葉や花の基本的な形が共通しているためです。

ただし、葉の色や育ち方、利用され方を見ることで簡単に見分けることができます。ムラサキカタバミは身近な場所で見られる野生的な植物、オキザリス・トリアングラリスは美しい葉を楽しむ観賞植物という違いがあります。

似た姿をしていても、それぞれ異なる魅力を持つ植物なので、特徴を知ることで観察する楽しみもより深まります。

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